日曜日。胆石で入院していた母がようやく退院してくれた。
入院期間は22日。胆石で入院と言うと1週間から10日で退院出来るのが一般的らしいのだけど、母は持病があるので余計に時間がかかってしまった。
日曜日は実家の弟も仕事が休みだったので、前日に色々手配をしておいて当日は弟に行ってもらった。退院が決まり、前日の土曜日に母と段取りなど相談している時のこと。
またしても母か安定の無茶ぶりを言ってきたのだけど、今回は頭にきて言い返した。
「あのね。私、もう43歳なんです。お母さんは43歳の時、自分が何をしてたか覚えてる? ほとんど主婦業から引退してたよね? 私もそんな年なんです。何もかも私におっかぶせないでください。体力的に厳しいんです。無理なものは無理です」
母は謝りこそしなかったけれど、流石に言い返してはこなかった。母が言い返してきたら全面戦争勃発だったと思う。もちろん私は負ける気などない。
今回の入院は娘の体調不良と重なって、てんやわんやではあったけれど、それ以外の事については随分と楽だった。
何と言っても娘に手が掛からなくなったと言う事が大きい。
私にとって今の母は娘以上に手が掛かって厄介な存在だ。そして娘は子どもなりに頼もしい。母は退院したらしたで無茶ぶりを言ってくるのだろうけれど、それでも実家へ行くのと病院へ行くのとでは時間のロスが違うので、その分だけでも楽になる。
今週末、来週末は夫は研修合宿があったり、出勤だったりと不在がちなので、それまでに母が退院してくれたのは正直助かる。
「よく頑張ったね! 偉かった!」と自分を褒め讃えたい。
思えば母が入院中はずっとイライラしていた。「過ぎてしまえば良い思い出」なんてもんじゃない。しかし、そんな毎日ととも、ひとまずはオサラバ。これからも色々あるだろうけれど、時間に余裕が出来るだろうから滞っていた事を一気に片づけてしまいたいし、プライベートも充実させたい。
まずはひと安心。大変だったけれど、とりあえず目出度い。
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