私は2021年7月からスッポンの観察を続けている。日にちについては定かではないけれど、日記に記しているので、スッポン観察のスタートは2021年の7月で間違いない。

021年からいるスッポン
スッポンは寒い時期は冬眠するのか姿を見せないけれど春から秋の終わりあたりまで、自宅の最寄り川で観察できていた。台風級の大雨の後、姿を見せない時期もあったものの、2025年には再び姿を見せていた。
そして2026年の春。冬眠から目覚めたスッポンが再び姿を見せてくれたのだけど、なんだかいつもと様子が違う……様子が違うどころではない。明らかに馴染みのスッポンよりも小さいのだ。私が知っているスッポンではない。小さ過ぎる……子どもみたい。

の春発見したスッポン
もしかしてスッポンの子ども?
……と思ったものの、私はド素人なのでスマホで撮影した「馴染みのスッポン」と「小さいスッポン」の写真を「スッポンか亀か判定して」と3種類のAIに確認してもらった。3つとも「2個体ともスッポンの可能性が高い」との判定だった。
嬉しい反面「AIってしょせんは人間にとって都合の良い回答を返しがち。もっと信憑性のある判定が欲しい」と思った私は、大阪のスッポン事情について調べることにした。そして大阪市立自然史博物館の学芸員、和田岳氏のHPにたどり着いた。和田岳氏の専門研究は鳥類とのことだけど、スッポンについても調べておられて「新たな情報があればお知らせください」とあったので、写真と共に報告してみた。
……とは言うものの、私は一般人であって研究者ではないので返信は来ないかもな~と思っていたら、早々にお返事を戴いた。大きい方はニホンスッポンで間違いないでしょうとのこと。小さい方は断定できないけれどニホンスッポンの可能性が高く、スッポンが繁殖していると考えても良さそうだとのことだった。
最寄りの川でスッポンが繁殖している!
めちゃくちゃ興奮したよね。「スッポンなんて珍しくないでしょ?」と思われる方もおられると思うのだけど、スッポンが繁殖する最寄り川は自然豊かな場所に流れる川ではない。私が子どもの頃は工場排水で嫌な匂いのする川だった。社会で公害が問題視されたことで、工業排水を別ルートで流すよう河川工事がされたのだけど、それ以降少しずつ生き物が観察されるようになった。
最初は鯉やフナ。次はアオサギ、その次はシロサギ、カモ、ヌートリア、アライグマ、そしてニホンスッポン。ニホンスッポンは砂地で繁殖するとのことだけど、最寄り川はコンクリートで固められている。しかし最寄り川の源流となる一級河川から砂などが流れ込んでいるので川底にはそこそこ砂が溜まっていると思われる。
スッポンは砂地で繁殖するとのこと。そして同じ場所に留まる性質があるらしいので、今後、自宅の最寄り川でスッポンが増えることも期待できる。現在、観察できているスッポンは2匹。今後も観察を続けていきたい。
