娘が関大に入学し、関大体操部に入るにあたり、娘が通ってたクラブの先生にメールで近況報告をした。
私としては娘が通っていた体操クラブには「お世話になりました」って気持ちがあるものの、正直複雑な思いがある。当時のことは日記にも書き残しているけれど、体操クラブって幼児に対しては広く門戸を開いているけれど、ずっと続けてみたとて選手コースに乗れない子に対する扱いは、まあまあ酷い。
娘が体操を辞めるかどうか云々については親子で散々悩んだし、娘と似たりよったりのレベルの子達はやはり娘と同じような扱いを受けていて、体操を諦めたり体操部のある私立中学に進学したりした。
……それはそれとして。
日記にも記録しているけれど娘を指導してくれていた指導者は娘が体操を辞めると告げた時「僕は体操が好きなんです。だからこんなに体操を大好きな子が体操を辞めるのは正直辛いし残念過ぎる」と惜しんでくれて「クラブに不満があるなら、自分の恩師がやっているクラブに引き受けてもらえないか掛け合ってみます」とまで言ってくれた。それについては本当にありがたいと思ったし娘を大事にしてくれていたのだと感謝している。
娘を指導してくれていた指導者は数年後に独立して別のクラブを立ち上げた。選手を育てるようなクラブではなくて「楽しい体操」を意識した低年齢向けの体操教室。どちらかと言うと運動教室…って感じのところ。そんな先生に今回も連絡を入れるべきかどうか、少し考えた。
「連絡する必要はないかも?」と思わなくもなかったのだけれど、私の中には『塩狩峠』の登場人物トセの考えが常にある。「どんな恩でも恩は恩。恩を忘れる人間は犬畜生にも劣る」というもの。
お世話になった先生には礼儀を尽くすものだと思っているので、娘が天王寺高校の体操部に入ったときも一報を入れたし、今回も連絡させていただいた。当時のクラブのやり方はさておき、娘の体操の基礎を築いてくれたのも、娘が体操大好き人間になったのも彼がいたからこそ…だと思っているので。連絡すると大変喜んでくださった。
- 関大体操部は施設が充実して素晴らしい。
- 娘が体操を続けてくれていて僕も嬉しい。
- 関大体操部の監督は面倒見の良い人なので安心して任せられる。
正直、私もホッとした。体育会系の世界って「陽」の部分が前に出るけど、まあまあにアカン部分も存在する。実際、体操界隈でも暴力・セクハラ・パワハラと色々ある。彼が「安心していい」と太鼓判を押してくれるなら信じて良さそう。
そしてメールの最後に、こう付け加えられていた。「実は僕、関大体操部の監督さんとはプライベートでも可愛がってもらっているんです」と。どうやらお宅にお邪魔させていただくような間柄みたい。
……ってことは。たぶん何かの折に「実は僕が指導していた子が入部するのでよろしくお願いします」くらいのお口添えはしてくださると思う…てか、彼の性格からして絶対に言う。安心…圧倒的安心!
何か得したいから縁を大事にしていた訳じゃないけど、結果的にこうなった。繋がった縁は大事にしておくものだな…とつくづく思った。『塩狩峠』のトセの教えは正しかったのだ。トセが語っていたのは「恩」の概念だけど、恩を感謝して返していくから縁が繋がったのだと思う。
御縁は続くよどこまでも。大事にしておけば…の但し書きはついているけど。
娘の大学体操生活、なんか幸先良い感じ。体操に怪我は付き物なので「怪我しないで」っていうのは無理なんだけど、大きな怪我をせず元気に競技を謳歌して欲しいと心から願う。
よく読まれている体操日記
新着の体操日記

