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お墓参りとお盆の自動車事情。

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この夏、我が家はお盆早々にお墓参りを済ませてきた。

夫の実家ではお盆や春秋のお彼岸にお墓参りに行くのが恒例行事になっている。今年は夫の休みの関係でお盆休み真っ只中とは言えない時期に、いささかフライング気味で実家の車を借りてお参りする事にした。

夫の実家を尋ねる時はケーキだの和菓子だのを持っていくのだけれど、お盆の時期だけは葡萄を買って仏壇に供えることにしている。私達は大阪と奈良の県境に住んでいて、大阪と奈良の県境にある山々の斜面では葡萄栽培が盛んなのだ。

義母は毎年、お盆の時期に朝採りのデラウェアを食べるのを楽しみにしてくれているのだけど、ここ数年はブドウ農家が次々と廃業していて、今まで利用していた夏限定のブドウ屋さんが次々と姿を消している。

仕方がないので今年は道の駅にある直売所で葡萄を買ってから、夫の実家に行くことにした。

道の駅の直売所に行くのははじめてだったのだけど、朝イチで行ったのに既に大混雑で駐車場への入場待ち列が出来ていた。

私だけ車を降りて直売所に行き葡萄を調達することにしたのだけれど、直売所の混雑っぷりたるや!

まるで懐かしのコミケ会場のようだった。どうにかこうにか葡萄を買って駐車場列にいる車に戻り、夫の実家へ向かった。

仏壇に葡萄を供えて、義母とお墓へ。しかしお墓では大変な事が起こっていた。お墓の水汲み場に大きな噴水が出来ていたのだ。

「あら、嫌だ。きっと悪いことする人がイタズラしたんだわ」と義母。噴水の側で電話をしている女性がいたので「お墓の管理事務所か何かに連絡してくれているのだな」と思い込み、私達は自分達のお墓参りを済ませたのだけど、お墓のゴミを捨てに行った夫が小さな声で耳打ちしてくれていた。

「あれ、車で事故っちゃったっぽい。電話していた人の車、グシャグシャだった」。

人の不幸をジロジロ見るのは失礼なので、知れっとその場を離れたのだけどどうやらUターンする時か何かにバックで水道にぶつけたようだった。

お墓は駐車スペースがあるのだけれど、完璧に整備された公園墓地ではないので、出入りや駐車が難しく「他人事ではないよね……」という類の悲しい物損事故だった。

ドライバーは少し年配の女性で、側にもっと年配の女性がいたので母子か嫁姑だったと思う。

「知らないふり」をしてその場を離れてしまったのだけど、後から「声をかけてあげたら良かったね」と夫と話をした。

暑い日だったし、事故っちゃった本人は仕方がないにしても、タクシーを呼んで年配の女性だけでも帰宅するよう促すとかすれば良かったかも知れない。

私達が撤収する頃には話はついていたようなので、JAFだの、墓地管理の人だの来ただろうけれど、なんとも気の毒な事故だった。

大阪は猛暑日が11日連続で続くという状態だったので、人間も自動車もギリギリなのかお墓参りの行き帰りは他にも事故やエンストで動けなくなった自動車をみかけた。

道の真ん中で止まっちゃった車だとか、ぶつけて路肩に寄せた車とか。お盆って慣れない場所を移動する人も多いし、ただでさえ暑くて集中力が落ちているしで事故が多いのだ。

これからお墓参りに行ったり、長距離でお出掛けされる方は事故の無いよう、くれぐれもお気をつけくださいませ。

とりあえず我が家は滞り無くお墓参りを終えた。

お墓参りの後は義母と食事をしたり、オヤツを食べたり。義母は日中、エアコンを我慢しちゃうタイプの人なので「我慢しないでエアコン使ってくださいね」「電気代上がっても健康には変えられませんよ」とうるさく言ってきたけれど、正直心配でたまらない。

電話でも常々言っているのだけど、言っても聞かないとなるとどうしようもないからなぁ……。早く涼しくなってくれることを祈らずにはいられない。

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