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この夏の娘の成長。

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娘。高校3年生。受験生。受験を控えた高3の夏と言うと塾や予備校に通ってゴリゴリ受験勉強に励む人が多いと思うのだけど、娘は塾にも予備校にも通わず夏を過ごしている。娘の通う天王寺高校では、そもそも3年生の夏休みは2週間ほどしかない。

通常授業は無いけれど、模試があったり勉強会的なものがあったりして7月末から8月初旬は何だかんだと登校している。お盆休み少し前あたりから登校が無くなった感じ。

普通に授業がある時は毎日お弁当を作っていたけれど、終業式(?)以降はお弁当を作らず現金を渡して「昼ご飯は自分でなんとかしなさい」という方式に切り替えている。

学校に行く日はコンビニで何か買ったり友達と外で食べたりしていたようだけど、1日自宅にいる日は自分でチャーハンだの焼きうどんだのを作って食べていたみたい。仕事から帰宅すると乾いた鍋だのザルだのが食器乾燥機には入っていることがちょくちょくあった。

毎日「今日は何食べたの?」と聞く訳じゃないけど娘から「今日は◯◯を作ったら美味しかった」と聞かされることがあり「今日はロールパンサンドを作った」と報告を受けた日は写真も撮ったというので見せてもらったところ、なかなかちゃんとした物が出来ていて驚いた。

娘作。ロールパンサンド。

娘作。ロールパンサンド。

私は今でこそ外に出て働いているけれど娘の幼少期は専業主婦だった。数年前まではパートと言っても今ほど日にちも時間も長くはなかったので娘からすると「料理はお母さんがしてくれて当たり前」と言う環境を作ってしまっていた。

私自身はヤングケアラー的な育ちをしていたので一人暮らし経験こそなかったけれど夫と結婚した時はすでに家事スキルが高かったため、新生活で困ることは何一つなかった。だけど娘はそうじゃない。

小さい頃から「娘のやりたいことをやりたいだけさせる」と言う方針で育ててきたため、娘が家事をすることはほとんどなくて、食器の片付けや洗濯物を畳むなど多少はさせていたけれど娘が一人暮らしをしても困らないレベルに育ててきたかというと、お恥ずかしいとしか言えない状態だった。

娘が高校生になってからは「いずれこの家を出ていくのだから」と何かにつけて口にしてきたし「自分のことは自分でする」「物事を1人ですすめていく」ってことができるようには促してきたものの「この子、こんなに親に甘えていて大丈夫だろうか?」と不安要素しかなかった。

だけどこの夏の娘を見ていると彼女は私が思っている以上に成長しているようだった。話しか聞かないけれど作る料理はいっぱしの出来だし、大学受験に向けてのことも親が手出し口出ししなくても案外ちゃんとやっているみたい。

大学受験に向けての勉強が足りているかについては怪しいけれど、それについては駄目なら駄目で浪人するなり志望大学のランクを落とすなり彼女の好きすれば良いと思っている。自分の人生なんだもの。自分で決めて自分で進んでいくしかないのだから。

とりあえず、この夏は「娘は私が思っていた以上に生活力が上がっていた」ってことが嬉しかった。私はもう少し娘を信頼して良いのかも知れないな…と思った。

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日記
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