ひな祭りパーティー2024。

今年のひな祭り3月3日は日曜日だった。

そう言えば。昨年のひな祭りは娘の高校受験でそれどころではなかった。雛人形は出したものの普通に塾の授業があって、ひな祭りのご馳走は作っていない。

…とは言うものの。ひな祭り定番のちらし寿司って、そこまで家族が大好き…って料理じゃない。ハマグリのお吸い物は美味しいと思うものの、国産のハマグリは高級品。そして高級品に突っ込んだとしても汁物でしかない。

娘に「今年のひな祭りどうする？」と聞いてみたところ「ケーキみたいなちらし寿司作って、ちゃんとひな祭りし欲しい」との返事が帰ってきた。正直、想定外だった。

娘が小さい頃…我が家はバカ正直に行事をキッチリ抑えていた。赤ちゃんの頃は両祖母を招いてひな祭りを祝ったいたし、就学前のひな祭りに至っては、着物を着せて雛人形と写真を撮ってさえいた。そこそこ成長してからは、ちらし寿司をケーキ型に詰め込んで作る「ケーキ風のちらし寿司」を作ったりしていた。

「高校生になっても、そういうのして欲しいんだ」と言う驚きと「この子は親にお願いしたらやってもらえる…って自信があるんだ」と言う驚きがあった。

娘は自分が両親から愛されているって自信があるんだと思う。そして自分の親は「高校生にもなって…」みたいな事は言わずに、ひな祭りを祝ってくれるだろ自信があるのだ。

そうでなければ「ちらし寿司作って欲しい」とか「今年はのひな祭りは和菓子じゃなくてケーキがいい。パティシエ◯◯まイチゴタルトが食べたい」とか言わないと思う。

私は娘に自己肯定感が強くて愛されている自信のある子に育って欲しいと思っていたので「私の子育ては間違ってなかったんだなぁ」と感動してしまった。

そうか…ならば全力で雛祭りを祝おうじゃないの。高校生の娘のために、ひな祭りパーティーの飾り付けをしてケーキ風のちらし寿司を作った。

ひな祭り2024

高校生の娘のために100均でオーナメントを買ってきて飾り付けする家庭はあまりないように思うのだけど、やると言ったら全力でやる。そしてちらし寿司は菜の花と娘の好きな海鮮で飾った。

ケーキ風ちらし寿司

ちなみに。ひな祭りメニューはこんな感じ。すべて娘の好きなもので固めた。

娘は高校1年生。彼女と一緒に暮らせる時間は、普通にあと10年を切っている。そう思えば、今年のひな祭りを全力で祝えたのはラッキーだった。娘や私達の都合で来年のひな祭りも今年のように祝えるとは限らないのだもの。

そんな訳で2024年のひな祭りパーティーは美味しくて楽しかった。娘の健やかな成長を願う。