ちょい前の日曜日。中之島美術館に『テート美術館展を観に行ってきた。
中之島美術館美術館へ足を運ぶのはこれで2回目。前回の『モディリアーニ展』は1人で行ったけれど、今回は夫と2人連れ。夫は絵画についてはそこまで興味があるタイプではないけれど漫画『ブルーピリオド』を読んでから、ちよっと興味が出てきたみたい。
今回の『テート美術館展』は光をテーマにして美術展。絵画だけでなく立体的な展示もあったし、ほとんどの作品が撮影OKだったのは今風の取り組みだなぁ~と感心した。来場者が多ければ撮影どころではなかっだろうけど、会期の終わりが近いということもあって、日曜日でも比較的空いていて私もいくつかな作品を撮影してきた。
「光」がテーマ…ってこともあって「わぁ…綺麗」と素直に感じられる作品が多かった。ターナーの作品が多めだった印象。ターナーの描く海のと光って、自分が見てきた日本の海とは違うのに「なんか見たことある」って気持ちになるから不思議だ。
海の絵で1番心に残ったのはターナーと同時期に活躍した画家、ジョンブレットの『ドーセットシャーのがけから見るイギリス海峡』。降り注ぐと海に映り込む光が素晴らしい。
人物をテーマにした作品も「光」をメインに観てみると違った発見があって良かった。室内にいる人物の作品が多めだったけれど、1番気に入ったのはジョン・ヤング=ハンター『私の妻の庭』。貴婦人と孔雀の取り合わせがエモい。
絵画の合間にあった立体的な造形作品も面白かった。
特に気に入ったのはジェームズ・タレルの『リーマー、ブルー』。写真撮影NGだったのでご紹介できないのが残念だけど、青いライトにてらされ小部屋に入る仕掛けになっている展示。青い空間に入ったときのなんとも言い難い感覚は多くの人に味わって戴きたい。
撮影OKだった立体作品だとオラファー・エリアソン『星くずの素粒子』は存在感抜群だった。大きさもそうだし、光を使った効果が素晴らしかった。
美術館って心身&お財布に余裕が無いと出掛ける気にならないのだけど。中之島美術館で開催される来年の『モネ展』も行きたいし、時間的な余力があればもうすぐ開催される『女性画家たちの大阪』も観てみたい。
日常を忘れることのできる良い時間を過ごさせてもらって満足した。そうそう趣味ばかり追いかけてはいられないけれど、子育ても落ち着きつつあることだし、こういう時間も大事にしていきたいと思う。