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毎晩、光の速さで眠れる幸せ。

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毎晩、布団に入って夫に「おやすみなさい」を言うと光の速さで寝てしまう。夫から毎朝のように「白蓮さんは昨日も一瞬で寝てたね」と言われている。実際、起きていられず本当に一瞬で寝てしまうのだ。

ごくまれに翌日の仕事が気になり過ぎて脳が興奮して眠れなかったり夜中に何度か起きてしまうことがあるけれど、ほとんどの日は布団に入って「おやすみなさい」を言うと、一瞬で眠ってしまうし夜中に1度はトイレに起きてしまうものの、その後もやはり一瞬で眠りに落ちてしまう。

今の仕事は色々な意味でキツくて帰宅するとクタクタになっている。なので「くたびれて寝てしまう」って感じで眠ってしまうのだ。週末は職場で感じるストレスは無いものの、たいてい夫と楽しくウォーキングをして「心地良い疲れ」を感じて、やはり一瞬で寝てしまう。

きっと若い頃なら同じ仕事をしても同じように遊びに出掛けても今の私のようにクタクタにはならなかったと思う。夜更かしだって出来ただろうから本を読んだりゲームをしたり、もっと自分の趣味に時間を費やせていると思う。

だけど私は知っている。布団に入ってすぐに眠れるのは幸せなんだ…ってことを。

私は独身時代、不眠症で睡眠導入剤のお世話になっていた事がある。

当時の私は仕事がハードで家庭内でも面倒ごと(借金だったり家族の病気だったりと主に金銭的なこと)を抱えていてイッパイイッパイだった。当時は死ぬほどお金が必要だったので私には「仕事を控える」って選択肢はなかった。

毎日「寝なきゃ明日の仕事に差し支える」と分かっているのに眠れなくて、病院に行って相談すると睡眠導入剤を出してくれた。

「依存症になっちゃったらどうしよう?」と不安に思っていたけれど、私を取り巻く状況が落ち着いてきて、いつしか睡眠導入剤が無くても眠れるようになり、いつの間にか睡眠導入剤を卒業していた。

あの頃の「毎日辛かった自分」と今の自分を較べると今の自分のなんと幸せなことか。毎日ご飯が美味しくて、布団に入れば『ドラえもん』の「のび太」のようにおやすみ3秒。本当にありがたいことだ。

……とは言うものの「もうちょっと仕事は楽な方が良いなだけどなぁ」とは思う。今の仕事は50歳で勤めるにはちょっとキツイ。

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