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職場(医療型児童発達支援センター)の悪しき習慣。

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放課後等デイサービスから医療型児童発達支援センターに転職して10ヶ月。3月までは中途採用だったため園内雑用の「担当(係)業務」みたいなものがない状態だったのだけと4月から新しい仕事を担当することになった。

新しく増えた仕事は3月末で退職された先輩から引き継いだ。引き継いだ…と言っても、新年度の体制が発表されたのが先輩の退職直前だったので、ゆっくり引継ぎをすることなく、先輩が残してくれたメモを見ながら手探りで行うしかなかった。

ありがたい事に先輩は「質問があればいつでもLINEしてきて」と言ってくれていた。とは言うもの、退職した方にしょっちゅう質問するわけにはいかないので「とりあえずやってみる」と、仕事を進めていった。

新しい仕事…と言うのは月に1度行われる発達検査の対応。検査が行われる部屋の準備、心理士の先生のお茶や給食の手配、検査を受けるスケジュールの確認やご案内…みたいな事で「ものすごく難しい」って内容ではない。

だけど、そもそも発達検査って、受けるお子さんや保護者の方にとってもナイーブな物なので気遣いが欠かせないし、スケジュール通りに進んでいくとは限らないので色々と調整が難しい。

一緒に組んでいる先輩保育士の先生と相談しながら進めていって、とりあえず初回を無事に終えることが出来たのだけど「これは前任者に聞くしか無いな」と言う疑問にぶち当たった。

発達検査の日に必要な物品の中で「これって園の常備品でじゃ無いですよね?」って物が数点出てきてしまったのだ。

発達検査の備品については前夜に先輩の残してくれたメモを確認していて「あれっ?これって園に無いかも」と気がついて、慌てて買いに行ったのだけど、どうやら退職された先輩すでに準備してくださっていたようで、私の購入したものは予備として置いておくことにした。

今回は特に問題なく進めることが出来たのだけど、必要な物品は消耗品なので「使い切ったらどこに言って買ってもらったら良いんだろう?」って疑問が湧いてきた。

退職された先輩にLINEで聞いたみたところ「実は自腹で買っていました」とのこと。どうやら代々の担当者が自腹で買っているらしい。

「職員が自腹で買うのは悪しき習慣だから白蓮先生の代で終わらせてください。まずは上に相談してみて」と先輩。

だが断る

だが断る

だが断る!(力強く断言)

そう言う面倒くさい交渉は正社員の方々でやって戴きたい。

パート職員のするような仕事ではない。悪しき風習だと思うし自分の懐を痛める筋合いじゃないけれど、僅かな出費で面倒事を避けられるのではあれば私は面倒事を避ける道を選ぶ。仕事は好きだけど「職場の人達が働きやすくなるように改革しなきゃ」みたいな思い入れは無い。

そもそも「悪しき習慣」だと認識しているなら先輩が退職するまでにどうにかするべき問題だったのでは? いくらなんでもパート職員に丸投げは無慈悲過ぎですよ。

担当職員が自腹を切るのは負の連鎖であることは理解している。

もし私が正社員だったり若かったりすれば「悪しき習慣は私が変えます!」と言う気持ちになったかも知れないけれど50歳のパート職員にそれを求められても無理ですよね…って話。

仕事は大好きだけど、私自身は意識高い系ではないので今まで通り「家族が1番。仕事は2番」のスタンスを変えずに働くつもりでいる。

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