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ディズニーランドの秘密のレストラン。

私。生まれも育ちも庶民のくせに若い頃から不思議とお金持ちの友達がいたり可愛がられてしまう星の下に生まれたらしい。その人達は私が何か努力して知り合った訳じゃなくて単純に「縁」としか言えない。同級生だったり、元同僚だったり。

彼女達は鷹揚でいばらない。「浮世離れしている」って言葉があるけどホントそれ。なんかこぅ…ピントがズレていて一緒にいて面白い。

娘は「お母さんのお金持ちの友達」の話を聞くのが好きなのだけど、娘と話をしていて最近、思い出したことがある。私は学生時代、お金持ちのお友達と一緒にディズニーランドの秘密のレストランに行ったことがあったなぁ…ってことを。

私。ディズニーランドにもディズニーのキャラクターにも思い入れがないので、ディズニーランドには人生で2回しか行っていないのだけど、そのうちの1回…学生時代の深夜バス弾丸旅行の時にディズニーランドの秘密のレストランに招待されたことがある。

ディズニーランドは何をするに大行列(または予約・課金)が必要でとにかく色々大変なレジャー施設として知られている。そんな中、私はディズニーランドでの昼食時に友人のお父さんの計らいで秘密のレストランを手配してくれたのだ。

友人が「ディズニーランドに行くなら、お父さんが手配してあげるからお昼は美味しいもの食べておいで…って言うねん。友達の分も予約しとくし、費用はお父さんが出す…って」と言ってくれたので、当時の私は「ありがとう~」と特に何も思わず友人のお父さんのご厚意に甘えることにした。

そして当日。友人に連れられて行ったのは普通の人には入れない会員制のレストランだった。そこはディズニーランドの公式マップにも掲載されておらず、ひっそりとした佇まいだった。昔のことで詳しい位置は覚えていないのだけどシンデレラ城の近くだった気がする。

普通に入れる感じではなくて、誰かの家を尋ねるような感じでインターフォンを押したら中に案内してくれる方式。

大阪のおっちゃんが「美味しいもの食べておいで」と言うので、当時の私は気楽に「なんお美味しい物が出てくるんだろうな」と思っていたのだけど「なんか美味しいもの」どころか本格的なフランス料理だった。

……思ってたんと違うかった。(上方修正的な意味で)

「しまった…もうちょっとちゃんとした格好してくれば良かった」と思ったものの、どうしようもなかった。たぶん本当ならドレスコードとかあるような格式のお店だったと思う。友人はワンピース。私は不幸中の幸いにもブラウス&スカート姿だった。Tシャツとスニーカーだったら目も当てられなかったと思う。

その日、戴いた料理はとても美味しかった。「人生で1番美味しかったか?」と聞かれると、流石にそうではないけれど、20歳そこそこの小娘が食べるには贅沢過ぎる料理だった。

…と。ここまで書いてみて「あのレストランは今でもあるのかな?」と思って調べてみたら、今でもあった。『クラブ33』と言う会員制のレストランらしい。(ただし当時、私が連れて行ってもらったお店と同じなのかは謎ではある)

それにしても…だ。父親がディズニーランドのシークレットレストランの会員になれるようなお金持ちのお嬢さんが往復深夜バスの弾丸ディズニーランド旅行に参加した事が今となっては不思議過ぎる。私は単純にお金がなかったので極貧旅行しか行けなかったのだけど、彼女はもっと優雅な旅が出来ただろうになぁ。

私がお付き合いした(と言って恋愛的な意味じゃなくて)お金持ちの友人は下々の生活を素直に楽しんでいた気がする。例えるならマーク・トウェインの『王子と乞食』の中で王子が意外と乞食の生活を楽しんでいた…みたいな感じ。

思えば分不相応な贅沢体験をさせてもらったものだ。あの時、一緒にディズニーランドに行った友人とは社会人になってからなんとなく付き合いが途切れてしまって、今どうしているかは知らないけれど、彼女がいなければディズニーランドのシークレットレストランなんて一生縁がなかっだろうなぁ。

ディズニーランドのシークレットレストランの事はすっかり記憶から抜け落ちていたけれど、娘と話をしていて思い出したので記録しておく。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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