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義母。1人暮らしのタイムリミット。

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今年80歳の義母は大阪府内の某ニュータウンの一軒家で1人暮らしをしている。

一般的に嫁と姑は仲が悪いとされているけれど、私は義母のことを嫌いじゃないし、義母も私のことを可愛分かってくれている。正直、義母といるのぱ実母といるより気が楽だ。義母と私は相性が良いのだと思う。

結婚した当初、義母はまだまだ元気だったし、娘が生まれた頃は色々な場所に遊びに行った。緑地公園、動物園、花見、みかん狩り等。何度かの入退院を経て義母は少しずつ「おばあさん」らしくなってゆき、今ではすっかり腰が曲がってシルバーカー無しでは外で歩けない状態になっている。

義母には夫を含めて3人の子どもがいるけれど、1人暮らしを希望している。

現在は介護サービスを受けながら、どうにか1人暮らしが出来ていて、義兄夫婦と私達夫婦が定期的に様子を見に行っているけれど、ここ最近「いつまで1人暮らしができるのかな…」って感じになってきている。

腰が曲がっていて、足が悪い…とは言うものの、義母は今のところ自分のことは自分でできるし、買い物も家事もだいたいできる。だけど、最近言動が怪しくなってきているのだ。

言葉は悪いけれど「耄碌してきた」って感じ。認知症とまではいかないけれど、会話がスムーズに成り立たない。

前回の訪問では今までお気に入りだったカツ丼を突然嫌いと言い出して驚かされたけれど、一事が万事そんな感じ。そして気になるのは会話のキャッチボールが成り立たなくなってきている…ってこと。人の話を聞かず、一方的に喋りまくる。

義母はお喋りな人だけど、人の話をまったく聞かない…なんてことはなかった。「年をとると自分本位になる」ってところはあると思うのだけど、この半年くらいは目に見えて酷い。

夫も義母の変化には気がついていて、この連休中に義母を訪問した帰り道「あと何年、1人暮らしができるのかな」ってことを夫婦で話した。

認知症って「ある日突然」ってパターンもあると思うけど、まったく突然…ってことではない気がする。義母は少しずつ変わってきている。最初は「コロナの影響もあって人と話をする機会が減っているからかも…」と思っていたけど、どうもそうではない気がする。

ただ、早急にどうのこうの…って段階ではないし、知らない人から見たら「気のいいおばあちゃん」くらいの感じだと思うけど「その日」が迫ってきていることを実感せずにいはられない。

嫌な話だけど人はそうやって少しずつ現世と離れていくのかも知れないなぁ。

いつまで義母が自分の希望通りの生活を続けていけるか分からないけれど、出来る限り希望通りにしてあげたいと思うものの、正直不安しかない。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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