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わたしをみつけて 中脇初枝 ポプラ社

実親に捨てられて施設で育った女性が主人公。准看護師として病院で働き、様々な人と関わることで成長していく物語。

一応、一般書の部類に入るのだと思うけれど、大人向きにしては少し物足りない印象。中高生向けかな……と思う。

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わたしをみつけて

施設で育ち、今は准看護師として働く弥生は、問題がある医師にも異議は唱えない。なぜならやっと得た居場所を失いたくないから。その病院に新しい師長がやってきて―。『きみはいい子』と同じ町を舞台に紡がれる、明日にたしかな光を感じる物語。

アマゾンより引用

感想

中脇初枝の作品は、読書録に感想を欠けていないのだけど、実はけっこう読んでいる。

デビュー作以降は、児童書や絵本を書いておられたようだけど、ここ数年は一般書で話題になっているらしい。

芸能人やアイドルの「青田買い」ではないけれど、デビュー頃から読んでいる作家さんが消えることなく活躍するのを見るのは読者冥利に尽きる。

華々しい活躍とは言えないまでも、着実に仕事を重ねている印象。

女性作家さんならではの良いテーマを扱っていると思う。

ただ、この作品に関しては少し雑な印象を受けた。「親の愛を知らない人の成長物語」とか「医療現場の問題」とか詰め込み過ぎていて、肝心な部分がボヤケている。

ヒューマンストーリーとしては良いのだろうけれど「そのやり方はどうなの?」と言うような部分もあったりして、大人向けの小説として読むとツッコミたい部分が多くて、その辺が気になる人は許しがたいかも知れない。

看護師小説と言うと、私はつい江川晴を思い浮かべるのだけど、江川晴は自身が看護師である分だけ、ぶっ飛び設定であってもリアリィがあるのだけれど、この作品にはそれが無い。

病院での出来事が、いかんせん上滑りなのだ。

とは言うものの、心温まる物語である事には間違いない。いっそ、中高生をターゲットにして書けば良かったのではないかと思う。

「子どもを捨てる」とか「虐待」とか、世の中には嫌なことで溢れているけれど、それと同時に人の善意も溢れているのだ。

いささか、緩すぎる気がしないでもない作品だけど、悪くはない。次回作に期待したいと思う。

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白い木蓮の花の下で
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