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父を身体拘束した時の事を思い出してしまった。

私はリアルタイムで放送を観ていないのだけど、NHKのクローズアップ現代で病院や施設での身体拘束について取り上げられた事で、WEB上で様々な議論を読ませてもらった。

身体拘束(しんたいこうそく、英語: Medical Restraint、医療拘束)とは、患者本人の生命の保護、自他への重大な身体損傷を防ぐために行われる行動制限である。医療拘束とも呼ばれる。

Wikipediaより引用

私もWEBでクローズアップ現代の身体拘束についての回を視聴したけど、NHKの放送した内容には違和感を覚えてしまった。

……と言うのも。私は父が身体拘束をされいたのを間近で見ているのだ。

父は肝臓病から脳炎を患い、最後は認知症と同じような状態になった。長距離の徘徊もしたし、暴れたりもした。入院した時にも暴れるので、しばらく身体拘束をしていた時期がある。

脳がやられた人間のパワーは本当に凄い。

言うなればリミッター解除の状態なので、身体拘束をしておかないと本人も周囲も危険が及ぶ。病人だろうが、老人だろうがリミッター解除状態の人のパワーは凄まじい。

最近は介護職員による高齢者の虐待が問題視されているけれど、高齢者からの介護職員への暴力は問題にされない傾向がある。「病気だから何してもOK」って、ちょっと違うのではないだろうか?

「身体拘束=悪いこと」ではないと思う。

病院で父が身体拘束された時、私は心底ホッとした。「やれやれ。これで大丈夫だな」と。自分が怪我をするのも嫌だったし、父が病院関係者に迷惑をかけるのも嫌だったから。

ただ、本人や家族が「人間らしく扱って欲しい」「温かい介護をして欲しい」と言う気持ちはよく分かる。誰だって動物のように繋がれるのは嫌だもの。身体拘束をされた時、父も「外せ~。人でなし~」と大騒ぎしていた。

病気になった人が手厚い介護や看護を受けることが出来れば最高だけど、ただでさえ人手が足りないと言われている介護や医療の現場で「身体拘束をせず温かい介護をして欲しい」って言うのは現実的に考えて無理だと思う。

認知症だけでなく、脳の疾患を持った人に付き合うのは本当に難しい。テレビでは綺麗な部分しか放送されないけれど、実際は綺麗ごとでは済まされない。

介護や医療に携わる人の収入と人員が今の3倍くらいに増えたら、理想的な介護を出来るかも知れないけれど、今の状況で「身体拘束は非人道的だ」とか言い出したら、介護に携わる人がますます逃げてしまう気がする。

NHKのクローズアップ現代は問題提起として、身体拘束について放送したのだと思うのだけど、今回の放送は綺麗事過ぎて私にはイマイチ賛同出来なかった。

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白い木蓮の花の下で
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