読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

映画『アバランチ 雪崩』感想。

記事内に広告が含まれています。

ケーブルテレビで録画して視聴。前知識無しで挑んだのだけど、後で調べたところ日本では劇場未公開。NHKで放映された映画とのこと。

題名から想像出来るように、雪崩からの脱出をテーマにした作品。

連日の猛暑で参っていたので「涼しくなりそうな映画もいいんじゃない」くらいの気持ちで視聴した。

壮大なB級映画…って感じだったけれど、それなりに楽しめた。

スポンサーリンク

アバランチ 雪崩

アバランチ 雪崩
AVALANCHE
監督 ポール・シャピロ
脚本 ティム・レッドマン
出演者 マイケル・グロス
ディアナ・ミリガン
デヴィッド・ハッセルホフ
音楽 セオドア・シャピロ

あらすじ

大学生の娘と幼い息子を連れて、雪深いロッキー山中のロッジにバカンスにやって来た親子が主人公。

宝石泥棒の乗ったジェット機が墜落し、大規模な雪崩が発生。雪崩はロッジを押しつぶし、親子は雪崩の下に閉じ込められてしまうが、奇跡的に助かった。

親子は雪崩に巻き込まれて宝石泥棒を発見。犯罪しとは知らずに助け、宝石泥棒は足に怪我をしていたものの、一命をとりとめる。

宝石泥棒と親子は一丸となって脱出を試みていたのだが、時間が経つにつれて宝石泥棒は本性を現していく。

感想

脱出movieって映画の定番ネタだけど、なんかこう…ワクワクしてしまう。これまでけっこうな数の脱出movieを観てきたけれど、全滅エンドはめったに無い。

  • 誰と誰が助かるのか?
  • オチはどうなるのか?

最後はとあえずハッピーエンドに収まると分かっていても、上記2点を予測しながら観るのが面白いのだ。

『アバランチ 雪崩』の場合は雪崩からの脱出がテーマなのだけど、残忍な宝石泥棒が紛れ込んだことで物語が一層面白くなっている。

ただ「リアリティがあるか?」と言われると、面白B級映画感が凄くて、設定自体がガバガバだったりもする。細かいところはすっ飛ばして観た方が良い映画だ。

主人公親子は別居中。父親と母親は離婚していて、休暇を利用して子ども達は父親とバカンスを楽しみにきたところで雪崩に遭遇する。

父親は善良な古き良きカナダ人。子ども達も誠実で善良な人間に育っている。ただ、彼らの善良さはことごとく裏目に出てしまう。

親子が助けた宝石泥棒は分かりやすいクズで、人殺しとか何とも思わないタイプ。最初は本性を隠していたものの、親子に危害を与えるようになる。

ただ宝石泥棒は最初の時点で足を負傷しているため「素人3人がかりならどうにかなるかな?」みたいな感じではある。それなのに、善良さゆえに手心を加えてしまうのだ。

宝石泥棒の本性が分からなかった頃はまだ良いとしても、以降何度も親子は宝石泥棒に騙されて、不利な状況に立たされてしまう。

観ている側からすると「志村~後ろ~」ではないけれど、親子は何度も何度も自分達で危険な状況に突っこんでいる。

ただB級感はあるものの「面白い」と言えばけっこう面白いのだ。

特に宝石泥棒の悪役ぶりが気に入った。「根っからの犯罪者ってこんなメンタルなんだろうなぁ」と感心してしまうほどに。

若い頃は悪人が犯罪を犯してしまうのには理由があると思っていて、悪人の心理状態や背景を掘り下げるタイプの作品が好きだったのだけど、昨今の残忍な犯罪を目の当たりにするようになってからは「悪人は悪人。クズはクズ」みたいな気持ちが強くなっている。

なので、悪人の屁理屈をグダクダ描いた作品よりも、むしろ清々しいほどの悪人の方がリアリティを感じるようになっているので『アバランチ 雪崩』の宝石泥棒の悪人っぷりが刺さったのだと思う。

脱出のハラハラ感を楽しむ作品としてはオ良かったのだけど、オチはガバガバなので綿密に作り込まれた作品が好きな方にはオススメ出来ない。ラストは「今まで頑張ってきたことはなんだったの?」みたいな解決で終わってしまっている。

長期休暇中に自宅で観る作品としては優秀だと思うのだけど「良い映画だったか?」と言われると、ちょっと微妙。

『アバランチ 雪崩』を観るのであれば「B級脱出movieである」と言う前提を理解した上で挑まれることをオススメしたい。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
映画
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました