娘はこの夏、大阪市立子ども文化センターのミュージカル教室に通っている。
大阪市立子ども文化センターのミュージカル教室は元、劇団四季の羽根博司先生指導の元、16日間の練習を経て、夏休みの終わりに大阪市立子ども文化センターのフェスティバルでミュージカルを発表する…と言うもの。
我が家から大阪市立子ども文化センターまでは電車を乗り継いで1時間程度り距離。小学生の娘を1人でそんな遠いところに通わせるのには正直抵抗があった。
体操を習っいたときも、練習会だの短期教室だので1人で電車に乗って行き来させた事があるけれど「1日だけ」とか「4日だけ」って感じの短い期間だった。今回のように娘が1人でちょくちょく遠出するのは親子してはじめての経験。
娘をミュージカル教室に1人で通わせるためにスマホを持たせたのだけど「小学生にスマホを持たせる」って事も正直乗り気ではなかった。
「まだ早いんじゃない?」とか「子どもにスマホなんて贅沢過ぎでは?」とか、迷いながらの見切り発車。結局のところ、娘の希望を叶える結果となった。
しかし実際にスタートした今は「ミュージカル教室に行かせて良かった」と思っている。
ミュージカル教室はものすごく楽しいらしい。
以前、4日間だけの短期教室に通わせたので「楽しいんだろうなぁ」と言う予感はあったのだけど今回は以前より本格的な内容なので、前回よりもずっとやり甲斐があって楽しいらしい。
ミュージカル教室のメンバーは30人弱。小学校3年生から中学校3年生までの「はじめまして」の子ども達が集まってミュージカルを作る。メンバーの中にはミュージカル経験者で、ものすごく上手い子もいるらしい。
ミュージカル教室から帰宅した娘はとにかくお喋りが止まらないのだ。こんなに楽しそうに喋りまくる娘を見たのは久しぶり。
娘は6年生になってから「クラスの女子関係」に悩んでいる。
いじめ等の深刻な問題ではなく、いうなれば「誰でも通る道」ではあるのだけれど、今までのように純粋に学校が楽しいと思えなくなっている。それだけに、娘が純粋に「楽しかった」と帰ってくるのを見るのは私も嬉しい。
娘が言うには「ミュージカル教室は学校と違って、みんな一生懸命だから楽しい」とのこと。
娘はきっとこれから先も「学校面白くない」「女子関係面倒くさい」と言う気持ちに振り回されることになると思う。
それだけに学校以外にも色々な世界があると知って欲しいし、出来ることなら学校関係以外の友達を作って欲しいと思う。
ミュージカルに行かせて本当に良かった。
娘は小学校6年生。今年の夏休みは娘にとって小学校生活最後の夏休みとなる。どうかミュージカル教室の仲間達と楽しい思い出を沢山作って欲しい。
大阪市立子ども文化センターと、羽根博司先生には感謝しかない。