Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

映画『天気の子』感想。

娘が『天気の子』を観たい…と言うので、公開早々に観に行ってきた。

小6の娘が『天気の子』に食いつくのは分からないでもない。

映画のCM…と言うよりも、カップヌードルとタイアップしていて、売り込み方が上手いのだ。

私自身はガチガチのヲタクなのでアニメならばオールオッケー。公開早々に観るのはやぶさかでない。

今回は出来るだけネタバレ抜きで感想を書きましたが、一部「ネタバレOKな人だけお読みください」的な対応をしています。

スポンサーリンク

天気の子

あらすじ

主な登場人物
  • 森嶋帆高 離島から家出をして東京にやって来た高校生。怪しいオカルト雑誌のライターとして働く。
  • 天野陽菜 「晴れ女」の力を持つ少女。弟と2人で暮らしている。
  • 天野凪 陽菜の弟。
  • 須賀圭介 編集プロダクションを営む。妻に先立たれ、妻の母親の元で暮らしている娘を気にかけつつ生活してい。成り行きから帆高を雇うことに。
  • 夏美 須賀の事務所で働く女子大生。

まずは世界の設定とお約束。時代ほぼ現代の東京。

気候が不安定になっていて、東京は雨が降りまくっている…と言う設定。ずっと梅雨が抜けない…みたいな感じでイメージして戴けると良いとか思う。

主人公の穂高は離島に住む高校生。フェリーに乗って東京を目指し家出をする。

ネットカフェで寝泊まりしながらバイトを探すが、身元不明の高校生を雇ってくれる店はなく、浮浪者状態。そんな時にヒロインの陽菜と出会う。

穂高は行きのフェリーで知り合った須賀圭介の元で怪しいオカルト雑誌のライターとして働くことになる。そしてヒロイン陽菜と再会。陽菜はバイトをクビになって生活に困っている状態だった。

来月18歳になると言う陽菜は昨年母親を亡くして古いアパートで弟と2人暮らし。弟と2人で暮らしていくために、どうしてもお金が必要だった。

陽菜には「願えば雨を止めて晴れにする事が出来るむ」と言う不思議な力があった。穂高と陽菜はインターネットを介して「あなたのためにお天気にします」と言う仕事をはじめた。

「あなたのためにお天気にします」の仕事を通じて穂高と陽菜は急速に親しくなっていき、楽しい毎日が過ぎていった。

しかしそんな楽しい毎日が続くはずもなかった。

穂高は家族から行方不明の届けが出ている上に、ネットカフェを放浪している時に拾った拳銃所持について警察から追われていた。

陽菜は弟と2人暮らしであることから児童相談所にマークされていて、弟と引き離される可能性におびえていた。

2人の取った行動とは…

美しい映像と音楽

とりあえずアレだ。日本のアニメは本当に素晴らしい!

予告動画を観ればある程度分かるかと思うのだけど、映像の綺麗さが半端ない。

かつて『もののけ姫』を劇場で観た時「アニメでここまで美しい自然を描く事が出来るのか!」と驚愕したけれど『天気の子』でも同じことを感じた。

空の描写、光の描写、水の描写の美しさと言ったら!

細かい水の粒子が見えるような、湿り気が伝わってくるような繊細なタッチで日本のアニメーションの技術の高さをしみじみと感じた。

映像だけでなく音楽も素晴らしかった。

私は基本的に映画のBGMには歌詞のない音楽を当てて欲しい派なのだけど『天気の子』は超盛り上がる場面で歌詞のある音楽が流れてきた。だけど、それが良い味を出していて最高だった。

美しい映像と音楽。その点だけ取り上げても『天気の子』は素晴らしい作品だと思う。

直球のボーイミーツガール

『天気の子』は要するにド直球のボーイミーツガール作品。控えめに言って胸キュンだった。

  • 一緒にいて楽しい
  • 一緒にいて嬉しい
  • ずっと一緒にいたい

当たり前の恋愛を描いた…と言う意味では『君の名は』よりもストレートでひねりが無い。だが、そこが良い。

穂高と陽菜は一緒に過ごすことで互いを好きになっていく。当たり前のようなことだけど、好きになっていく過程が丁寧に描かれていて実に良かった。

一緒にご飯を食べたり、互いに身の上話をすることで理解を深めていったり。その辺のところを手抜きせず描いていたところにグッっくる。「恋っていいな」的な感じ。

汚れた大人が良い味出してた

『天気の子』は基本的に恋愛アニメ映画なのだけど、脇の大人が良い味を出していた。

決して悪い人間ではないけれど、子どもと違って多くの経験をしたり、守るべき者が出来た大人は子どものように真っ直ぐに動くことが出来ない。

主人公、穂高を拾ってくれた編集プロダクションの社長の須賀圭介の葛藤は中年の私には痛いほど分かった。

余談だけど須賀圭介を演じたのは小栗旬。予想以上に良い演技だった。アニメは基本的に声優さんを使って欲しい派だけど、小栗旬はアリだと思った。ホントいい味出してる。

そして大人代表、須賀圭介の対比として登場するのが姪の夏美。

就職活動中の夏美は見た目こそ大人だけど、中身はまだまだ子ども枠。そんな夏美が穂高を助けてくれるのは当然の流れ。上手く作ってるな…と感心した。

途中、穂高を追う老刑事が「自分の人生を棒に振ってまで…というのは羨ましい気がする」と語る場面があるのだけれど、ホントそれ。

大人視点で観ると、穂高と陽菜のカップルはあまりにも眩し過ぎたし、彼らを囲む大人たちの微妙な感じは分からんでもない。

世界を救うか恋人を救うか

今回は微妙にネタバレを避けたいので、物語の根源に迫る部分には触れないでいたいと思うので、奥歯に物が挟まったような書き方をするけれど『天気の子』の大きなテーマとして「世界を救うか恋人を救うか」って問題が浮上する。

世界を救うか恋人を救うか?

……あまりにも使い古されたベタベタの展開。

ただベタベタの展開って上手いことハマれば結構良いのだ。『天気の子』については私の好みのパターンだった。

ネタバレOKの方のみお読みください
陽菜は天気を自由に操る力を持っていたけれど、天気を操る能力は自分の命と引き換え…と言う設定だった。異常気象は陽菜が人柱になることで解消される。その事を知った陽菜は人柱になり、東京には晴れの日が戻ってくるのだけど、穂高は世界の人の幸せよりも陽菜を選ぶ。世界より恋を選ぶ…恋愛物としては最高にグッとくる展開だと思う。

賛否が別れそうな気がする

私は存分に楽しんだのだけど、娘の評価はイマイチだった。娘は『君の名は』の方が良かったらしい。

『天気の子』は「細けぇこたぁ、いいんだよ」と物語を楽しめる人なら良いのだけれど、そうでない人にはツッコミどころが多くて無理だと思う。

ストレートな恋愛映画が好きな人にはガッツリハマると思うのだけど、凝った話が好きな人にはオススメ出来ない。

ただ新海誠監督の作品の中では『君の名は』と並ぶ代表作になるのは間違いない。

私は目一杯楽しませてもらって満足している。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
映画
スポンサーリンク
白い木蓮の花の下で
タイトルとURLをコピーしました