昨日、娘が体操をズル休みした。体操大好きっ子の娘にとってはじめてのズル休みだ。
どうやら先の大会で娘の心が折れてしまったらしい。親がヤキモキ心配する以上に、本人の方がしっかり分かってた…と言うか、予想以上にしっかり周囲を観察していた。
悩める娘の言い分はこんな感じ。
- メダルが取れなかった事は問題じゃない。
- ベストな演技が出来ていれば3位はイケたと思う。
- たとえベストな演技が出来たとしても1位と2位に勝つ事は無理だった。
- ○○体操スクールの人達上手過ぎじゃね?
- 私、体操スクールの中ではイケてる方だと思ってたけど…
- ○○体操スクールの人達には勝てる気がしない。
- 体操全振りするより、塾行って勉強した方が結果出せるんじゃね?
- 体操辞めよっかな。
マジかよ…そこまで思い詰めちゃったのかよ。
しかし娘の言い分は全てごもっとも。
娘が現在所属している教室と、合宿等でお世話になっている大阪市内の教室内だけで見ると、娘は「まあまあイケてる」部類に入ると思うのだけど、広い目でみると「残念」としか言えない。
娘には大阪市内の教室に「いつか私もああなりたい」と目標にしていた憧れの人がいるのだけれど、その子でさえ歯が立たない感があった。
昨年の大会も同じような感じだったのだろうけれど、昨年は体操歴1年目で周囲を観察する余裕なんて無かったし、そもそも「上手な体操」を見る目もなかった。
娘は自分が選手コースに声が掛からない事も、体操をするには年齢が行き過ぎている事もは理解していた。
それでもなお「体操大好きだし、頑張ったら選手コースの子には届かなくても楽しく続けていけるんじゃないか」と思っていたらしい。
だけど今回の大会で「このまま続けても埋もれていくだけなんじゃないかな?」と言うところにぶつかってしまったようだ。
私も夫も娘には「体操辞めて勉強して欲しい」とか「体操選手になって欲しいとか」親の意向を押し付ける気はなくて「娘が後悔のないように応援する」と言うスタンスでいた。
なので、ずっと「中学以降どうしたものか…」と、こっそり体操部のある私立中学を調べてみたりしていたけれど、ここへ来て、まさかのリタイヤもあるかも知れない。
とりあえず1日は休ませたけれど、今日からまた普通に教室に行かせるつもりでいる。辞めるにしても続けるにしても先生に相談しなきゃだし。
「たかが小学生の習い事だろ? 深刻になり過ぎじゃね?」と思われるかも知れないけれど、2年間全力で取り組んできたからこその結果だと思っている。ゆるふわな気持ちで習っていたら、きっとここまで悩まなかったはずだ。
親としは色々と辛いところもあるけれど、娘が今後、体操を続けるのか辞めるのかは娘に一任しようと思う。自分の人生なのだから自分で決めてもらわねば。
娘が後々になって後悔しないように、納得のいくまで悩み抜いてもらおうと思う。