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小学生の娘がバク転ジュニアマスター検定(バク転検定)を受けてみた結果。

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娘が『バク転技能検定』を受験した。

体操教室の先生から「バク転技能検定を受けてみませんか?」と声をかけられたのがキッカケ。

『バク転技能検定』はまだ出来たばかりの資格らしいので、今回は娘が受験した『バク転ジュニアマスター検定』とバク転技能検定について解説したいと思う。

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バク転技能検定とは

バク転技能検定とは一般社団法人日本バク転協会が主催する民間資格。

バク転技検定は3種類ある。

  1. バク転ジュニアマスター検定(小学校6年生まで)
  2. バク転マスター検定(中学生以上)
  3. バク転インストラクター検定
  • バク転ジュニアマスター検定&バク転マスター検定 →1人でバク転が出来る
  • バク転インストラクター検定 →正しい方法でバク転の指導が出来る

……と、こんなイメージ。

小学生は『バク転ジュニアマスター検定』しか受験する事しか出来ないので、娘はバク転ジュニアマスター検定を受験することになった。

バク転技能検定を受けて得になること

バク転技能検定を受けたからって何か良いことあるの?」と思う訳だけど「履歴書に書ける」とか「友達に自慢出来る」以外の事が思いつかない。

バク転インストラクター検定の方だと、体操教室の先生なんかが持っていると「箔がつくのかな?」とは思う。

進学や就職の履歴書に「バク転マスター検定取得」とか書いたとしても、面接の時の話のネタになるくらいだろうか?

そもそも体操の技は練習を辞めたら出来なくなってしまう物が多い。

いくらバク転マスター検定を取得したとしても「じゃあ、バク転やってみて」と言われて出来ないようでは意味がない。

娘の場合、今は体操を習っているので余裕でバク転が出来る。

しかし娘が体操を辞めてしまった場合、例えば就職試験の時に「ほぉ。バク転ジュニアマスター持ってるんですね?ちょっと、バク転やってもらえますか?」と言われたとしても、バク転が出来なくなっている可能性は高い。

「資格云々より出来るか出来ないか」ってことは、どの業界にも言えることだと思う。

バク転ジュニアマスター検定は無駄なのか?

ここで「役に立たない資格なら、お金払ってまで受験する必要は無いのでは?」と言う疑問が出てくる訳だけど、一概に無駄とは言い切れないのが辛いところだ。

何しろ体操をはじめた子の多くは「バク転出来るようになりたい」と言うところからスタートしている。

体操をはじめる子にとって、バク転は特別な技なのだ。

バク転検定のポスターを見た子は全員「俺もやりたい」「私もやりたい」と目をキラキラと輝かせていた。

体操って習っていても、大会に出られるようなる子は一握りしかいない。

習い事って物は検定があったり、大会があったり、発表会的なものが無ければモチベーションが続かない。

バク転技能検定は「体操を習っている子のモチベーションアップ」と言う意味では、良いのではないと思う。

バク転ジュニアマスター検定にかかる費用

さて。資格試験を受けるには受験料が必要になる訳だけど、これが意外とお安くなかった。

バク転ジュニアマスター検定の場合はこんな感じ。

受検対象 小学1年生~6年生
受検料 6,480円(税込)認定証発行料・郵送代等の諸経費込み
教材費 テキスト不要
資格有効期限・更新 なし

娘の場合、通っている体操教室が日本バク転協会の優待校と言うことで、割引価格で受験させてもらった。

割引きと言っても1000円引きだけど。

小学生対象の「バク転ジュニアマスター検定」は資格更新料が不要。

ただし、中学生以上の人が受験出来る「バク転マスター検定」の場合、資格の有効期限は3年間で更新料が5,000円かかる。

「役に立たつか立たないか微妙な資格にしては更新料が高いかな?」とは思ったけれど、小学生対象の「バク転ジュニアマスター検定」については更新料が無いので「体操を習っていた記念」として受験させることにした。

申し込みから検定の流れ

バク転技能検定は動画を送って審査してもらう。

てっきり英検とか漢検みたいに、指定された日に会場に出掛けて行って受験するのかと思っていたので拍子抜けだった。

娘の場合、体操教室で受験したので動画の撮影から動画投稿まで全て体操教室の先生にお任せだった。

受験番号と名前を書いた用紙を持って正面を向き「自分がやってますよ」な状態を作ってから、バク転をする。(誰かに動画を撮影してもらう)

動画が撮れたら動画審査に送信。

審査が終われば1ヶ月以内に結果が返ってくる…って感じ。

「バク転ジュニアマスター検定」動画審査の合格基準

「動画審査なら余裕で受かるのでは?」思う訳だけど、基準とされる22項目のうち15項目以上クリアする必要がある

ここで22項目全部書くのも何なので、ザックリといくつかご紹介。

  • 腕が耳の横を通過している(手幅が広すぎない)
  • 膝がつま先より前方に出ていない(膝が抜けていない)
  • 蹴り出した後、腹部と股関節が伸びている
  • 手のひら全体で支持する事ができている
  • 指先が「は」の字、もしくは正面を向いている
  • 腹部を縮めて腕を振り下ろしている

正式に体操を習っている人なら「あ~。そうそう」なポイントだと思われるし、難なくクリア出来る事ばかりだと思う。

自己流での「なんちゃってバク転」だと審査をクリア出来ない可能性があるかも。

審査がどのくらい厳しいのかは、バク転検定自体がはじまったばかりなので正直よく分からないところ。

ちなみに「バク転ジュニアマスター検定」の上位資格である「バク転マスター検定」はペーパーテストもあるらしい。

ただしバク転マスター検定は中学生以上しか受験する事しが出来ない。

娘が受験してみての感想

バク転検定は動画を送信してから1ヶ月以内に結果が届く。

娘も無事に合格。

体操教室経由で動画を送信したので、体操教室経由で合格を知らされた。

バク転検定合格証(折ったところ)

バク転検定合格証(届いた状態)

娘は体操教室経由で手渡されましたが、個人で受験すると封書で届くかと思います。2つ折りの状態で届きます。開くと…

バク転検定合格証(開いた状態)

バク転検定合格証(開いた状態)

2つ折になった合格証の台紙を開くと、結果通知のお知らせが書いてあって、合格証が張り付いています。合格証の大きさは免許証と同じ。お財布に入るサイズですね。

バク転検定ジュニアマスター検定合格証

バク転検定合格証

合格証の拡大写真。正式には『JAB バク転技能講座 バク転ジュニアマスター検定』の合格証です。身バレ防止のため、名前と認定番号は伏せています。

流石に落ちるとは思っていなかったけれど、まずは良かった。

先生について体操を習っているお子さんなら、まずまず合格出来るかと思う。

バク転技能検定はスタートしたばかりの制度。

ひねくれた見方をすれば「体操業界の人が儲けるための資格では?」とも取れるのだけど、私はそうは思っていない。

だって、体操って儲からないもの!

体操教室の先生達はブラック企業もビックリのレベルで働いている。

むしろもっと業界全体が潤って欲しい。

そしてバク転検定が浸透することで、日本ではマイナースポーツでしかない体操が少しでもメジャーになれば良いのにな…と思っている。

私が自分の趣味のサイトに無理やり体操のカテゴリーを作って突っ込んでいるのも「少しでも体操の普及になれば良いなぁ」と言う気持ちがあってのことだ。

バク転検定がメジャーになって、体操がメジャーなスポーツになる足掛かりとなってくれる事を心から願う。

バク転検定について詳しく知りたい方は公式HPへ
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