毎年、お盆は一心寺にお参りに行く。私の実家はお墓を作っておらず、父の遺骨は一心寺に納めている。一心寺は「骨仏の寺」として知られていて、遺骨がある程度集まったら仏像を作るシステム。
娘は1人っ子なので「父と母が死んだら一心寺に持っていきなさい。父も母も信心深くないのでお参りはしなくても大丈夫。したければ一心寺だったら駅から近いので行きやすいでしょ?」と伝えている。
駅から近い…と言ってもお盆参りの期間は毎年なかなかの暑さ。ミストが用意されていたり、休憩所なども設置してくれているものの覚悟を決めていく必要がある。今年はお盆休みが長いのに、和歌山に日帰りで遊びに出掛けた以外はこれと言ったレジャーをするでもない。ふと「一心寺のお参りにかぶせてちょっとした贅沢をしても良いんじゃないかな?」と言う気持ちになった。
「ちょっとした贅沢」と言っても、せいぜいランチに行くとか、素敵なスイーツを食べるとかその程度。かき氷は奈良に行った時に食べたので「パフェを食べよう」と言う流れになった。
……とは言うものの。パフェってお店によって方向性が随分と違う。私、53歳。やたら大きなパフェや重量感のあるパフェは正直手に負えない。若い頃なら重たいチョコレートパフェも平気だったけれど、今は食べきることができないのだ。果物系のパフェが好ましい。娘に好みを伝えるとインスタで見たと言うカフェを教えてくれた。
天王寺にある『cafe__ichica』ってお店。調べてみたら四天王寺の近くの果物屋さんが経営しているお店で、果物屋さんの奥で営業されているとのこと。四天王寺はなんだかんだと出向いているので果物屋さんも知っていたのに、その奥にカフェがあるなんて気が付かなかった。
悩み抜いた結果……私は青肉メロンパフェ。娘は丸ごと桃のパフェを注文した。

cafe__ichicaのパフェ
人気店とのことだけど想像以上の美味しさだった。果物メインのパフェなので果物を美味しく食べられる構成になっていて、スポンジやコーンフレークでかさ増しして量を誤魔化したりしていなかった。マスカルポーネだの果物のゼリーだのを使っていて、最初から最後まで美味しく食べられるようになっていた。パフェって大抵「最後の一口」は残念な感じになりがちだけど、円錐形のグラスの底にメロンが入っていて「分かっておられる……」と感動した。
このお店。季節を変えて、また行きたい。めちゃくちゃ美味しい。何なら果物系のパフェが好きな友達を連れて行きたい。
カフェ……ってくくりではあるものの長居をする雰囲気ではなくて「ただ、純粋にパフェと向き合う」って雰囲気があって気に入った。みなさん、分かってらっしゃる。写真撮影はそこそこに、真摯な姿勢でパフェと向き合っておられた。ケーキと違ってパフェ&かき氷は食べ頃を逃してしまうと残念なことになってしまう。お喋りを重視するなら別の店に行けば良いのだ。
加齢と共にパフェを食べるのは諦めていて、かき氷に活路を見出していたけれど、この店のパフェならまだ食べられる。秋になったら足を運ぼうと決意した。

