私の職場に今年度からやってきた新人職員3人。そのうちの1人(非常勤)は最速で辞めるかと思いきや「やっぱり頑張ります」と黄金週間から再び出勤している。正直、ものすごく面倒くさい。教育実習生を預かっているくらいには気を使う。
そして正規職員としてやってきた2人は今のところ頑張っていて、私は「どうか健やかに働いてください」と祈る日々を過ごしていた。
そんな中、職場内でちょっとした抗争があり、メンタル弱めの職員が私と新人正規職員が仕事をしているところに、愚痴を吐きにやってきた。彼女は散々泣き言を言ったあとで新人正規職員に「以前の職場でもこういうことありましたか? ここってどう思います?」みたいな質問を投げたところ、新人正規職員は元気にこう答えた。
「ありましたよ! キツイ人とか普通にいましたし。そう思えばここは、みなさん温かくて優しくて働きやすいです!」
泣き言を言った職員は「何言ってるのか訳が分からない」みたいな、どこか納得のいかないような表情を浮かべつつ「そうですか…良かったですね」と部屋を出た。
私は新人正規職員に「あの先生はちょっと気になっちゃうタイプだから、気にしなくてもいいよ。まあまあ普通にあることだし」と言い添えると共に「ここはメンタル病む人多いんですよね」と言ったところ「知ってます」とケロッとしていた。「私、どちらかと言うと大丈夫なタイプです」とも。
彼女と話をしたところ「毎年のように心身病んで辞めたり休職する人がいる」ってことは知っていたそうだ。その上で「どこに行ってもありますよね~」と語っていて、特に気にしている風でもなかった。「それは頼もしいです。惚れてしまうレベルです」とお伝えさせて戴いた。
ついに来たよ! メンタル強めの金の卵!
私の職場では「仕事が出来る」「仕事が出来ない」以前に「メンタル強めである」ってことは仕事をしていく上で重要なスキルなのだ。潰れてしまっては意味がない。正直に言わせてもらう。同僚のメンタルケアしながら仕事するの面倒くさいんだよ。必要以上に気を使って仕事をするのって疲れちゃうんだよ。
貴重な金の卵……大事に育てていこうと決意した。
彼女については入った時から「ガッツのある人だなぁ」と思っていたけど、メンタル強めの人だとは知らなかった。頼もしい……実に頼もしい。もちろん、メンタル強めだからって雑に扱うつもりはない。今までと同じく丁寧に育てていきたい。
私の職場。何かと働きにくいところではあるものの、それでも続けていける人はいる訳で、心身病むことなく育っている人だっているのだ。そして育っている人の共通点は「メンタルが強い」ってこと。
仕事をしていれば嫌なこともあるし、理不尽な目にもあう。だけど、いちいち気に病んで凹んでいては前へ進めない。「それはそれ。これはこれ」と自分の中で消化していくことは仕事を進めていく上で大事な要素だと私は思う。
ありがたい……ありがたいよ。金の卵が来てくれるなんて。今年度末、金の卵が健やかにそして力強く成長していることを期待したい。

