私は現在、医療型児童発達支援センターで勤務しているけれど今年度(2023年4月~2024年3月)は職場の体制が地獄だった。
今年度は完全に人員配置が失敗だったと思う。崩壊寸前のクラスがあったし、メンタル病む人いたりしてボロボロ。その結果、非常勤職員2名、正社員1名が年度末に退職することになっている。考えたくないけど、もしかしたら私が知らないだけで他にも辞める人がいるかも知れない。
職場は福祉施設なので人が大量に辞めたとしても「次の補充はありません」って事にはならない。人員配置的なルールもあるし、そもそも人の命を預かっている職場ので、手が足りないと人が死ぬ。
なので派遣だろうが、なんだろうが人員が補充されるとは思うのだけど、補充された新人さんが1から頑張るのは大変だと思う。
同じ系統の仕事をしている人ならやれるだろうけど、例えば…保育園勤務の保育士が、医療型児童発達支援センターの保育士としてすぐにバリバリ働けるかと言うとそうじゃないのだ。
新人さんだらけの4月スタートはさらに地獄化すると思う。
今年度は人員配置の失敗が大量退職を産んでしまったけれど、それを抜きにしても職場環境が厳し過ぎる。一般的な保育士よりも給与や待遇的には恵まれているものの、求められるスキルが高い上に「何をやっても上からダメ出しされる」みたいな風潮があるので、精神的な部分で削られてしまうし、会議だの話し合いだのが多くて、残業が多いのもどうかと思う。
……で。健康面なりメンタルなりがやられて辞めるしかなくなってしまうのだ。
今回辞める3人の職員は全員40代で私より若い。だけど「辞めるも仕方ないよね」としか思えない状況だった。
Aさんの場合
夫と娘2人。娘は中学生&小学校高学年で手が掛からない状態。だけど夫と折り合いが悪くて「離婚したいから、ここでしっかり稼いでお金を貯める」と頑張っていた。けれど限界とのこと。
Bさんの場合
夫と保育園の娘1人。夫婦円満で幸せな家庭だけれど別居の親に手がかかるので極度の疲労から体調を崩しがち。
Cさんの場合
シングルマザーで子ども2人。実家に頼りつつ育児と仕事を頑張っていたけど、真面目であるがゆえに心身ギリギリ。夏頃から転職活動をしていた。
全員「障害を持ったお子さんの療育」については心熱い人達だっただけに辞めてしまうの残念でならない。だけど「そりゃ辞めるのは仕方ないね」って状況だったので気持ち良く見送りたいと思ってる。
今の職場は離職率の高い職場ではあるものの「ベテラン」と呼ばれる人達もいる。彼らを観察していると2つの共通点が見出せる。
- プライベートが充実している
- 頼りになる実家がある
ベテラン勢はこの2つのどちらか。あるいはどちらも揃っている人達ばかりだ。
私自身、今の家庭環境じゃなければ新年度からの契約更新は無理だと感じている。
私の場合、やたらキツくてストレス多いの職場だけど、帰宅して家族と喋ったりして美味しいご飯食べて寝たら「まぁ、いいか」っと気持ちになれるし、娘も高校生になって手が掛からなくなっている。
もし夫が非協力的なタイプだったり、娘が小学校の中学年よりも小さい子どもだったら、とてもじゃないけどやっていけない。
長く続けている職員は贔屓目に見て家庭環境に恵まれている。家族が多くても子どもが小さくても、夫婦仲が良かったり、何あったら頼れる親がいたりするので、どうにか折り合いをつけて乗り切っている印象。
……だけど私は思うのだ。「家庭環境に恵まれた人でないと続けられない仕事ってどうなのよ?」と。性差別をするつもりはないけれど、客観的に見て保育士は圧倒的に女性が多い。ただでさえ保育士は不足しているのに、その保育士が働き難い環境を続けているのは不毛だと思う。
それにしても4月からの新体制が不安過ぎる。
とりあえず。あと1年は頑張るつもりでいるけれど、新年度も引き続き地獄だったり、さらに地獄度が上がるようなら1年キッカリ働いて辞めるつもりでいる。
私。仕事自体は好きだと言えるし収入的には満足しているけれど、どこまで頑張れるか全く自信が持てないでいる。
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