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映画『ドラえもん のび太の宇宙英雄記』。大人時間と子ども時間。

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週末、娘と2人で『ドラえもん』の映画を観に行ってきた。夫は資格試験のお勉強。

ドラえもんの映画は今年で35周年とのこと。

私も最初の数本は子どもの頃に観た覚えがある。娘がドラえもんの映画を観るのはこれで2回目。

今回は『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』ドラえもん達が宇宙ヒーローになって悪と戦う物語。

まぁ、それなりに面白かった。

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ドラえもん のび太の宇宙英雄記

ドラえもん
のび太の宇宙英雄記
Doraemon:
Nobita’s Space Heroes
監督 大杉宜弘
脚本 清水東
原作 藤子・F・不二雄
出演者 レギュラー
水田わさび
大原めぐみ
かかずゆみ
木村昴
関智一
ゲスト
井上麻里奈
能登麻美子
田中裕二(爆笑問題)
観月ありさ
市村正親
音楽 沢田完
ザックリとこんな内容
  • のび太は大人気のヒーロー番組『ミラクルヒーロー銀河防衛隊』を見て「自分もヒーローになれたら」と憧れる。
  • ドラえもんとのび太は監督ロボット・バーガー監督の映画制作の能力と衣装のスーツを「グレードアップライト」による力で超能力を使えるようにして本格的な映画を撮ることになった。
  • 映画の撮影後、突然現れた謎の人物・アロンから「故郷のポックル星を救って欲しい」と頼まれる。
  • ドラえもん達はアロンの乗ってきた宇宙船に乗り込みポックル星へと向かう…

感想

娘は満足していたけれど、優等生過ぎて微妙に残念に思えた。

なんて言うかな……感動させるための「溜め」が足りない。

何かにつけてアッサリと事が運んでいたのが残念。子ども向けのアニメ映画としては充分面白いと思うのだけど、匙加減がイマイチだった気がする。

『ドラえもん』の原作者藤子・F・不二雄は亡くなるまでに映画原案を沢山残していた……と言う話を聞いたけれど、どれくらい残してくれていたのだろう。

藤子不二雄はA氏もF氏も子ども向け漫画の印象が強いけれど、大人が読めるレベルの作品だって面白い。

藤子・F・不二雄のSF短篇集の面白さたるや! 残念ながら今回のドラえもん映画には、大人を唸らせてくれるような面白さは無かった。

昨年観たリメイク版の『ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』の方が面白かったように思う。

私はあと何回娘と一緒に『ドラえもん』の映画を観るのだろう?

子ども時代はアッっと言う間に過ぎていく。

自分が子どもの頃は1年がとてつもなく長いように思えた。小学校の6年間はとてつもなく長かった。しかし親の立場になってみると小学校の6年間なんてアッっと言う間だ。

娘はドラえもんの映画が40周年を迎える頃には、ドラえもん映画を卒業している事だろう。

そして、そろそろ反抗期でやり難い年頃を迎えているだろう。

娘と一緒に過ごしていると、やることなす事のんびりで「早くしなさい」「さっさとしなさい」と言う言葉がついつい口をついて出るのだけれど、娘と私とでは時間の流れが違うのだと思う。

私にとって1日はアッっと言う間に過ぎていくものだけど、娘にとってはそうじゃない。

思えば私も子どの頃は暇だった。

子ども時代に感じる「暇」には素敵な物が詰まっている気がする。

暇だから出来る、とりとめもなく、くだらない事。子どもの頃は、暇を潰すために「自分だけの遊び」が存在した。たぶんそれは、その人だけの宝物だ。

子どもの頃にした「自分だけの遊び」とか「自分だけの脳内ルール」とかって、大人になってから思い出すと「うわわぁぁっ」ってなるけど、ちょっと幸せな気分になる。

娘にもそんな「うわわぁぁっ」ってなる思い出を沢山作って欲しいと思う。

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