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カマドのある家と昔の生活。

この三連休は地元の歴史資料館的な施設で開催されたイベントに参加してきた。

昔の家をそのまま保存している施設で「カマドで火を焚き、月見団子を作る」と言う子ども対象のイベント。施設へは何度も行ったことがあるけれど、カマドに火が入っているのを見るのは初めてのことだった。

30人弱の子ども達が月見団子を作った。

カマドに薪をくべて火をたくなんて『まんが日本昔ばなし』の世界観そのままだった。気候の良い時期と言うこともあり、土間は開け放した状態。外から吹いてくる風。カマドの火。なんと言う浪漫!

……と言いたいところだけど、実際は思っていたのと随分違っていた。

当たり前だけど薪で火を焚くと煙が出るのだ。私も娘も喉が痛くなってしまった。窓を開け放していると言う事は虫が入り放題と言うことでもある。蚊に刺され放題。板の間にはアリも歩いていた。

昨今はロハスとかそう言うのが見直されているけれど、残念ながら私は都会のネズミだったようだ。昔の風の暮らしよりも、便利な今の暮らしの方がずっと良い。

レジャーとしてバーベキューをするのと、日々の生活で料理をするのとでは全然違う。屋外で火を炊いても煙が拡散するせいか「喉が痛い」と感じたことはなかった。昔の家の台所の場合、いくら土間を開け放していたとしてもやはり煙が留まってしまうのだと思う。

気密性の高い現代の家は素晴らしいのだなぁ。我が家は築50年の昭和住宅だけど、それでもかなり暮らしやすい。それに換気扇の有能さたるや! 熱と煙と匂いを外に追い出してくれるだなんて素晴らしい道具だ。

それはそれとして。

娘は楽しそうに月見団子を作っていたし、学芸員さんから面白い話も沢山聞けたのでイベントとしては楽しかった。

作った月見団子は私もご相伴に預かったのだけど予想以上に美味しかった。「自分達で作った」と言う補正があるのは間違いないけど「作り立てをその場で食べる」と言うところも大きかったと思う。

今の日本も色々問題はあると思うけれど、今の日本に生まれて良かったとシミジミ感じたイベントだった。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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