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高齢者キラー。

私には長年お世話になっている整骨院の先生がいる。

独身時代、座り仕事が腰を悪くしたのがキッカケで、今でも付かず離れずの状態で腰が悪くなるたびにお世話になっている。

整骨院には何軒か通ってみたけれど、彼ほど素晴らしい指を持つ先生とは今のところ出会っていない。私は彼の事を『黄金の指(ゴールデンフィンガー)』と呼び「彼がいないと生きていけない」と言うレベルで頼りにしている。

黄金の指が院長をしている整骨院は大人気でいつ行っても混雑している。

特に開院は老人が列を作るほど。最近、実母もその列に加わるようになった。今では実母も黄金の指の虜になってしまったらしく、シルバーカーを押して毎日通い詰めている。

そんな矢先。実母は肺炎で入院したため整骨院に行かないようになってしまった。

風邪をひいた時から行っていないので、1ヶ月近くになるだろうか。「調子が良くなったら、また通ったらいいよ」と言っていたところ、黄金の指から母に電話がかかってきた。

「しばらくお顔を見ていませんが、どうされましたか?」とのこと。丁度、私が実家にいる時にかってきたのだけれど、実母はいたく喜んでいた。

黄金の指の整骨院が大盛況な理由がハッキリと分かった。あれは…アカン。あんな風に気遣われてしまったら惚れてしまう。

私は実母が黄金の指の手に落ちた瞬間を見てしまった。実母は体調が完全に戻ったら、真っ先に黄金の指に会いに行くだろう。

黄金の指は誰彼なしに電話をかけてくる訳ではない。少なくとも私には電話がかかってきた事がないし、御近所のファン(同世代の主婦)達もそれは同じだ。

たぶん常連の高齢者が間遠くなると安否確認として電話をしているのだと思う。

私も黄金の指の事がますます好きになってしまった。

黄金の指はどちらかと言うとリップ・サービスの出来るタイプの人ではないし、イケメンでも無ければ、特別優しい訳でもない。それなのに高齢者から熱い支持を受けている。

今までは「やっぱ腕の良い先生のところに集まるんだなぁ」としか思っていなかったけれど、彼の人気は腕の良さだけに支えられていた訳ではなかったようだ。

行列が出来る整骨院(整骨院に限らずどんなお店でも)には行列が出来るなりの理由があるのだなぁ…とつくづく感心した次第。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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