Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

『12歳。』と昭和の少女漫画。

最近、9歳の娘は『12歳。』と言う漫画&アニメにハマっている。

『12歳。』は12歳の小学生が主人公の恋愛漫画。小学生が主人公なので当たり前だけど登場人物達はランドセルを背負っているし、運動会があったり塾へ行ったりと小学生生活を満喫している。それなのに「カレカノ」なんて言葉が出てきたり、キスがどーだの、付き合うだ付き合わないだのと言ったオマセなエピソードが盛り込まれていて、娘だけでなく娘の友達の間でも大人気だ。

「小学生の恋愛なんて…」とか「付き合うとか、どーとかマセ過ぎてて怖い」なんて意見を持つ人も多いけれど、私は「まあ、いいんじゃないかな」と思っている。と言うのも、昭和生まれの漫画好き女子小学生達は娘と同じくらいの年にもっと過激な作品を当たり前に読んでいた。流石に自分の持ち物として過激な漫画を持っていた訳ではないけれど「従姉妹のお姉ちゃんちで読んでた」とか「友達のうちで読んでた」と言う作品の中にはけっこう過激な内容の物も多かった気がする。有名なところだと『生徒諸君』では中学生で妊娠・出産するエピソードを思い浮かべる人が多いと思う。

私は里中満智子が大好きで小学生の頃からよく読んでいた。どの作品だったかは失念したけれど、2人の女性が1人の男性を奪い合う設定で、ライバルがヒロインに「私は彼の背中のホクロの数を知っているのよ…」と身体の関係を匂わすセリフを読んだ時、言葉の意味を理解できず「この人は何言ってるんだ? ホクロの数を知っているのの、どこが偉いんだ?」と、よく分からないまま読み飛ばしていた記憶がある。内容を理解したのはずっと後の話だ。

それを思えば『12歳。』の内容はとても可愛い。オマセな言葉が出てくるものの男の子側は「俺、アイツと2人きりになっても何喋っていいか分からねえよ」なんて言っているし、女の子も「髪型変えたの気付いてくれないくせに、私が落ち込んでたのは気にしてくれてたんだ…」くらいの事でキュンキュンしていて、実に小学生らしい漫画だと思う。

先日、男児しかいない母から「女の子の間で『12歳。』って漫画が流行ってるらしいけど、どんな話なの?」と聞かれたので、ザックリと内容を説明したところ「小学生のイケメンってどんな感じ? 財閥とかお金持ちとか関係無さそうだし、アイドルとかそ言う路線?」と突っ込んだ質問をされた。「そうだねぇ…。流石に小学生の恋愛だからお金持ちとかそう言うところは点数に入らないみたいだよ。見た目がカッコイイのもそうだけど、男の子が女の子を大切に想っている…と言うか、愛され感がポイントみたい」と説明したら、面白い意見が返ってきた。

「なるほどねぇ。なんか分かる気がするわ。私、韓ドラにハマってるんだけど、それって韓ドラと同じよねぇ。イケメン云々も大切だけど『愛され感』にウットリするんだよ。女の理想の恋愛って、子どもも大人も同じなんだねぇ」

……そうかも知れない。突き詰めていくと恋愛ドラマの真髄はそこなのかも。

ちなにみに、男児母は私と同じく恋愛下手で結婚が遅かったらしく「でも羨ましいな。私は子どもの頃から漫画読ませてくれいな家だったんだけど、小学生の頃から恋愛漫画読んでたらもう少し恋愛上手になってたかも知れない」とも言われたけれど、それについては強く否定させてもらった。何故なら私は子どもの頃から浴びるほど恋愛漫画を読んできたけど恋愛上手にはならなかったのだもの。

漫画がキッカケで突っ走ってしまう子だっているかも知れないけれど、そう言う子は漫画の影響があろうとなかろうと、いつしかそう言う方向に走っていくのだと思う。それはそれ、これはこれ。娘に「ねえねえ。クラスに『12歳。』に出てくるようなカッコイイ男子っているの?」と聞いてみたところ「そんな子いるわけないよ~」と娘はゲラゲラ笑っていた。いつか娘も本気の恋をする日が来るだろうけれど、今は素直に恋愛漫画を楽しんで欲しいな…と思う。

12歳。 まいた菜穂

スポンサーリンク
スポンサーリンク
日記
スポンサーリンク
白い木蓮の花の下で
タイトルとURLをコピーしました