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求愛 瀬戸内寂聴 集英社

お久しぶりの瀬戸内寂聴。御年94歳とのこと。

書店で大々的に宣伝されているし、94歳になってもいまなお現役で書かれている事に敬意を表して手にとってみた。

瀬戸内寂聴はって正直言うと「お騒がせ婆さん」ってイメージがある。好きな作品もあるけれど、お人柄云々についてはあまり触れたくない感じ。

……とは言うものの、小説家って「面白い小説を書いてなんぼ」だ。

こう言う言い方をするのはどうかと思うけれど、小説家に限らず芸術家ってエキセントリックで人間としてみると残念な人の方が面白い作品を生み出しているように思う。

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求愛

大病からよみがえった著者が、執筆に執念を燃やし続けてたどり着いたさまざまな「愛」のかたちをつづる三十篇。

数え年九十五歳にして初の、寂聴・掌(てのひら)小説集。

アマゾンより引用

感想

さて。今回は30の短編からなる短編集。

単行本1冊に収録されているのだけど、文字が大きめで行間は広め。それで30もの話が入っている訳だから、1つ1つの話はビックリするほど短い。ショートショートと言っても良いレベル。

そしてビックリするほど面白くなかった。

エネルギッシュに次々と作品を発表してきた瀬戸内寂聴も、老いと病には勝てないのかなぁ…と言う感想しか持てない。

「瀬戸内寂聴」の名前があるから1冊の本になっているけれど、そうでなければ商業ベースに乗せられない程度の本だと思う。

話が短いから面白いくない…と言うのではなくて、どうでも良いような話ばかりで、つまらなかった。

私が愛してやまない作家、河野多惠子も晩年は短い作品ばかりになっていて「もうガッツリと濃い作品を書くのは無理なのかな…」と切ない気持ちになった覚えがある。

しかし『求愛』は河野多惠子の晩年以上に残念な仕上がりで、失望した…と言うよりも、なんだか悲しくなってしまった。

それでもなお書き続けていく姿勢は凄いと思うけれど、余程のファンでもなければ、大枚をはたいて買うほどの本ではないように思う。

1冊の本として評価するなら、それこそ壁に投げつけてやりたいような作品だけど「94歳の女性が書いた」と言う意味では「凄いなぁ」と素直に思う。

瀬戸内寂聴のファンなら読んでおいて損は無いと思うけれど、そうでなければオススメ出来ない。

興味がある方は図書館で借りてパラ読みする事をオススメしたい。

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白い木蓮の花の下で
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