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スカッとしない『スカッとジャパン』

最近、娘の友達の間で『スカッとジャパン』と言う番組が流行っているらしい。

視聴者からの投稿を元に「スカッとする」再現ドラマを放送する形式。午後8時からの1時間番組なので、観ている小学生も多いのかも知れない。

娘にねだられて最近は我が家も『スカッとジャパン』を視聴している。

だけど私自身はこの番組が好きじゃない…と言うか、どちらかと言うとむしろ嫌いな部類だ。

しかし自分が嫌いだからと言って「観ては駄目」と言うのもどうかと思うし、何より娘には娘の世界があるのだから否定する訳にもいかない。

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スカッとジャパンが嫌いな理由

娘をはじめ『スカッとジャパン』を好きな人もおられるかとは思うのだけど、嫌いな人も多いのではないだろうか?

嫌いになる理由は人それぞれに違うと思うし、それこそ金子みすゞの詩ではないけど人間の完成なんて「みんなちがってみんないい」だと思っている。

ちなみに、私が『スカッとジャパン』を嫌う理由は2つある。

幼稚で下品な復讐劇

どうして私が『スカッとジャパン』が嫌いかと言うと、結局のところ幼稚な復讐劇に過ぎないからだ。

しかも問題の根本は全く解決していないと言うあたりがモヤモヤしてしまう。

毎度、マナーの悪い人や意地悪な人が最後に酷い目にあったり、恥をかいたりして「やっぱりね」「ざまあみろ」と言う展開になるのだけれど、マナーの悪い人や意地悪な人が酷い目にあうのを観て笑ったり、清々するのってどうなんだろうか?

私からにすると「感性が幼稚で下品」としか思えない。

「いやいや。あれは因果応報的なものですよ」と言う意見もあるだろうけれど、『スカッとジャパン』の場合、第三者の意思が加わるので因果応報ではなく、一種の復讐劇でしかないのだ。

正義の人の正義

そして、もう1つ気になるのが「悪い人を成敗する正義の人」の存在。

例えばバスの中で食事をするサラリーマンがいて、女子高生が「バスの中で食事をするなんて他の人に迷惑ですよ」と注意する話があった。バスの中で食事をするサラリーマンが悪いにきまっているのだけれど、母親目線で観ると「ちょ…そんな余計な事しちゃ駄目だって!」とハラハラしてしまうのだ。

マナー違反の人に注意するのは悪い事じゃない。一般論で言うなら褒められてもしかるべき行いだと思う。

だけど、相手が逆上して暴力をふるう可能性だってあるのだ。

若い女性の場合、腕力では男性にかなうはずがない。また暴力をふるわれなかったとしても、その事が原因でストーカー等の被害に合わないとも限らない。

娘には「あの女子高生は間違っていないけれど、お母さんは自分の子どもがあんな事をしたら心配で仕方がない。逆ギレされて暴力をふるわれる可能性もあるんだよ」という風に説明している。

スカッとしないし、むしろストレス

『スカッとジャパン』を娘と一緒に観ていても、全くスカッとしない上に、娘にいちいち言い聞かせなければならないので、私にとってはストレスでしかいない。

ただ、娘にとっては社会勉強になるのかな…とは思ったりもする部分もある。

パワハラ上司の再現ドラマを観て憤慨する娘に「会社で働いていたらあんな人よくいるよ。世の中のお父さんはそれでも頑張って働いているんだよ」と説明したりする事もあって、そう言う意味では役立っているのかも知れない。

それにしても趣味の悪い番組だな…とは思う。

そして、これからはそんな番組でも娘に付き合わなければならない事も増えてくるのだろうなぁ…とも思う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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