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延命治療をどこまでするのか?

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実母に大腸ポリープが見つかった。

「痔だと思って病院に行ったらポリープだった」ってことで、内視鏡検査と血液検査を受けることになった。最近は小さなポリープであれば検査の時に切ってしまうとのこと。

たぶん…だけど今回は本当にポリープで悪性ではないように思う。血液検査にしても、内視鏡検査にしても「急いでやりましょう」って感じではなく、随分先の予約になっていることから緊急性はないのだろうと予測した。

だけど、せっかくなのでこの機会に「もし悪性のガンだった場合、どこまで治療して欲しいのか?」ってことと「延命治療はどの程度までやるのか?」について実母に確認させてもらった。

  • ステージが進行していたら抗がん剤治療はしない
  • 胃ろうはしない
  • 気管切開はしない

…実母の希望するところはこんな感じ。

今のところ実母は認知的にはしっかりしているので確認するのは今しかないと思ったのだ。実母には「絶対に希望通りにできるかどうかは分からないけれど、希望に添えるように努力する」と言っておいた。

例えば…だけど「私が病院に到着するまでに気管切開が行われていた」なんて事も考えられるので絶対にとは言えないのだ。

医療の進歩はありがたいことだけど、最新の医療措置を施されてしまうと「もう、うんざりです。辞めてください」と言ったところで、医療機器を外すことは患者を殺すも同じなので、そう簡単には外せないのだ。

「どこまで医療措置をするのか?」って難しい問題だと思う。私の働いている医療型児童発達支援センターでは医療的ケア児が多くて、胃ろうをしている子もいれば、気管切開をしていたり、常に酸素をつけている子もいる。だけど彼らは治療や成長の過程で医療的ケアを卒業していくことが多いのだ。子どもと高齢者を並べて語ることはできない。

今回は実母の意思を確認したけれど、私も夫も娘が自立したら自分達が元気なうちに夫婦で意思確認をしておかなきゃな…と思った。現時点では娘がまだ未成年なので生き永らえることを優先させての治療になるんじゃないかな…と思っているけれど、その立場になってみなければ分からない部分もある。

実母にしても義母にしても看取りを考える年齢になってしまったのだなぁ…と思うと同時に、それは自分自身も考えていかなければいけない事なのだと改めて感じた。

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日記
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