先日、スマホのご操作で、ずっと連絡を取っていなかった娘が体操ガチ勢だった頃のママ友に電話をかけてしまった。
ポケットに入れっぱなしにしていたスマホがヤバいことになっているのに気がついて、あわてて電話切ろうと思ったけれど上手くいかず、発信どころか呼び出し音まで到達してしまった。
電話が出る前に切った後、メッセージに「スマホのご操作で電話鳴らしてしまって、ごめんなさい。特に用事はありません」と謝りを入れたところ、それをキッカケに色々な話を聞かせてもらうことになった。
新中3の娘は今でこそ馬渕教室に通う塾ガチ勢だけど、小学生の頃は体操ガチ勢だった。
体操をはじめた時期が遅く、本人の資質的に届かなかった…ってところもあったのだれけど、体操教室への不信感等もあっては体操を辞めて別の道を進むことを決意した。
娘が体操の進退を決めるまで私も猛烈に悩んだ時期があり「ここの体操クラブにいても未来がないなら私立中学に進学させるしかないな」と思って女子体操部があり、娘を受け入れてくれそうな私立中学をピックアップをしたりしていた。
今回、久しぶりに連絡を取ることになったのは娘より2歳年下の女の子のママ。
娘と彼女の娘さんは年齢が違うものの良き仲間であり、一緒に大会に出たりして共に頑張ってきた間柄。しかし彼女の娘さんも体操クラブ的は「いらない子」の扱いで、残念だけど中学以降に続けたところで将来は無いな…って感じだった。
今春、娘さんは中学に進学するのだけど、私自身「もし娘が体操を続けるならこの学校への中受を考える」と思っていた学校への進学を決めていた。
大人の事情があって色々大変だったみたいだけど、娘と一緒に頑張っていた子が体操を続けられることになって本当に良かった!
体操界って閉鎖的なところがあって他の体操クラブで指導を受けた子は別の体操クラブでは嫌がられる傾向が強くて塾や他の習い事のように「ここが合わなかったので、じゃあ別のところ」とはいかないことが多い。
そして体操部のある私立中学にしても「実質指導するのは体操クラブで中学は関与しません」みたいなところも多い。そして言いたくはないけれど体操クラブ提携の私立中学は学力的にかなり残念な傾向が強い。
学力的に残念な学校に入学した場合、体操選手として生きてく事ができれば良いのだけれど、もし怪我でもして体操ができなくなった場合、体操は出来ないし学力も残念…みたいな未来が待っている。
そんな中で私も「ここなら娘を進学させても良いかも」と思っていた中学校に進学することになったとのこと。ママ友の話を聞いていると色々と分かり味があり過ぎた。
スマホの誤操作がキッカケで連絡をとることになってしまったのだけど、ママ友は色々と話がしたかったらしく、色々なことを教えてくれた。
娘が通っていた体操クラブは当時からすると信じられないくらいに変わっていた。
- 今までなかった器具(平均台等)の導入(当時は本部校にしかなかった)
- 大会出場枠の確保
娘が在籍していた頃は練習場に平均台はないしホッピングマットもない状況だった。
そして大会出場についても当時は「分校の子は特別に出してやるんだからな」みたいなノリで、女子の体操に必要な指導を受けることが出来なかったのだけど、今はちゃんとやってもらえるとのこと。
娘が通っていた体操クラブに大きな改革が起こったのには理由がある。
娘と一緒に大会に出た女子達、今回私立中学に行く事になった娘さんとオーナーの娘さんしか残ってない!
娘をはじめ「そこそこ頑張っていた子達」は、それぞれに見切りをつけてドロップアウトしてしまったらしい。
現役で体操をやっている時には「お世話になっているた体操クラブの悪口を書くのも見苦しいよな」と思って書けなかったのだけど、そりゃあ、あんな体制で続けるのは無理だよなぁ…って話。
大会前に本部校の子達にはポーズ等の指導がされているのに分校の子達は指導をしてもらえず「ちょ…同じ月謝払ってるのに指導してくれないとか、どう言うことよ?」とムカついたのも今では懐かしい思い出になっている。
娘が通っていた体操クラブに良い体制が整ってクラブに通う後輩達が思う存分体操を楽しんでくれたら嬉しい。
そして当時、娘と一緒に体操を頑張っていた娘さんが体操部のある私立中学への進学を決めて、これからも体操を続けていけることを嬉しく思う。
彼女もクラブではイマイチ大事にしてもらえなかったけれど、中学で新しい指導者や友達に出会うことで良い方向に進んでいけるのではないかなぁ。
娘は体操を辞めてしまったけれど私も娘も体操が大好きだし、娘も友達の私立中学進学を喜んでいた。
そして今の娘が勉強に頑張れているのは体操時代に培った努力する力や競争心、そして理不尽と悔しさがあってこそ…なのだと思う。娘は「勉強は良いよ。頑張ったら頑張っただけ成果があるし、結果もフェアに出る」と言う。
体操キッズの未来に光あれ!
体操大好きな子達が思う存分体操に取り組んでいけることを心から願う。
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