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私。意外といい人じゃないよ…って話。

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私。意外といい人じゃない。

『エンピツ』がトラブった時におせっかいにも管理人さんに連絡した訳だけど、その行動は親切心によるのではなく、むしろ義憤に駆られての行動だった。

私。今でこそパート主婦として働いていけれど、娘が小さい頃はwebでパートのおばちゃん程度には稼いでいた。収入源はwebの広告収入。インターネットは誰でも無料で楽しむことが出来るのだけど、サイトを維持するにはお金もかかるし、労力もいる。

インターネット上に散らばっている動画も文章も画像も生身の人間が作っている訳で、その人達は霞を食って生きている訳じゃない。ユーザーがお金を払わずに楽しむことの出来るコンテンツはwebの広告だったり、物を売ったり、その他様々に方法で収入を得ているのだ。

エンピツとてそれは同じこと。

エンピツがトラブった時「管理人さん1人でやっているのだから、仕方ない。管理人さん凄いし、ありがたい」と思っていた人が多いようだったけど、私はまったく違うことを考えていた。

「ユーザーのおかげで今まで稼いできたんだから、何かあった時はちゃんと対応しろ」と。

エンピツの管理人さんはwebが本業じゃなくて、たぶん副業。

いまでこそ廃れてしまったコンテンツだけどイケイケの時はけっこうな金額(web収入関係の知識がなれければドン引きレベルの大金)を稼いでいたと思うし、今でもエンピツはある程度の収益を出しているはず。

もちろん1人でシステムを作ったのは素晴らしいことだし、1人で管理するのは大変立派なことだと思う。

だけど管理人さんの収益は「ユーザー達が書いた日記」があってこそのもの。ユーザーが達が日記を書いて、その日記を読みに来てくれる人がいなければ収益は発生しない。

たとえ規模が小さくてもビジネスとしてやっているのであれば、ユーザーに対して誠意ある対応が求められる。

たぶん私は自分自身もサイトを持っているからこそ、トラブル時にちゃんと対応しない管理人にカチンときたのだと思う。ボランティアなら仕方ないと思えるのだけどボランティアじゃないこのだもの。

サイトオーナーは問い合わせがあれば、それに応える必要があるし、サイトにトラブルがあればメンテだってしなくちゃいけない。

日記サービス、ブログサービスの場合、閉鎖するときはユーザーを別のサービスに引き継ぐのが仁義というももの。

……とは言うものの、個人運営の場合、管理人の身に何かあったらどうしようもない。

もし、本当に管理人さんの身に何かあったのであれば、ある日突然サイトがなくなってしまう可能性がある。

エンピツは長く続いたサービスなだけに、ユーザーの中にはけっこう高齢な方も多く、PCやインターネットが苦手な方も多く見受けられる。

ある日突然サイトがなくなって、20年書き続けてきた日記が無くなったしまうとなると、それはあまりにも残念過ぎる。

エンピツは自分の書いた日記をダウンロードすることが出来るので「過去ログダウンロード出来ますよ」と告知しようかと思っていたけど、なんと一括ダウンロードした過去ログは現在は使われていない「lzh」と言う方式で圧縮されているため、パソコン環境によっては普通に開くことが出来ない…ってことが判明した。

「これ…ファイル開けなくて高齢ユーザーが泣くヤツですやん……」

私はエンピツの管理人さんに現状報告のハガキを出すと同時に、エンピツで書かれた日記の過去ログのダウンロード方法と一括ダウンロードした際のファイルの解凍方法について解説ページを作ろうと大急ぎで必要な画像のスクリーンショットを取って、解説文を書く準備をはじめた。

そこまでする必要はないかな…とは思ったものの、この件で私に直接連絡してきた方がいらして、その方に「念の為に過去ログのダウンロードしておいた方が良いですよ」と伝えたところ「過去ログ??どうやったらいいんですか?」みたいな返事が返ってきた…ってこともあって「案外、困る人が多いかもな」と思って奮起した次第。

……と、色々動いているところにエンピツが突然の復旧。管理人さんは御無事だった模様。

復旧したのであれば、わざわざ自分の時間を費やす必要はないので、解説ページを作るのは中止した。

もしも過去ログをダウンロードしてファイルが開けないのであれば、ユーザー自身が管理人に問い合わせれば良いのだもの。

何事もなかったかのように元通りに続いているけれど、私はエンピツユーザーさん達に声を大にして言いたい。

  • とりあえず過去ログ取っとけ
  • 突然なくなっちゃうかも…ってって覚悟しとけ
  • なんなら引っ越せ

……なんてエンピツ日記では書けないけれど。それこそお節介な話だし、営業妨害でもある。

今回は私が読ませていただいてるい日記を書いている方が困っている…ってことで「何か力になりたい」って思ったけれど、次に何かあっても、動かないと思う。

だけど、今後、何かあった時のために書いておきます。

「エンピツ日記に何かあって、問い合わせが通じないなら、サイト管理人さんに手紙ハガキで問い合わせてください」と。管理人の有吉さんの住所はエンピツ日記のこちらに書かれています。

公表されている住所はご自宅なのか、ご実家なのかは分からないけれど、実在する場所だし、そこでお仕事もされているので、管理人さんが生きていれば必ず届きます。

今回は正直色々と思うところもあったけれど、自分で考えて行動して、なんか楽しかった!

だけど私はお人好しじゃないので、次はもう動かない。

エンピツユーザーさんで、これを読んでくださった人がいたら、過去ログダウンロードするなり、いつ消えても泣かな覚悟をするなりして戴きたいな…って思う。

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