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殺人鬼フジコの衝動 真梨幸子 徳間書店

どうやら私は真梨幸子の作品と相性が良いみたいだ。ミステリー系の小説はとんと苦手なのだけど、真梨幸子の作品ならサクサク読める。

もっとも、この作品をミステリーと位置づけて良いのかどうかは私にはイマイチ分からないのだけれど。

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殺人鬼フジコの衝動

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一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。

だが、彼女の人生はいつしか狂い始めた。またひとり、彼女は人を殺す。

何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか? あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。

最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する!

アマゾンより引用

感想

題名から想像出来るように「フジコ」という名の女が人をザクザク殺していく話だ。

藤子(漢字だとこう書く)は一家惨殺事件の生き残りの少女で、叔母の家に引き取られて生活し、そして大人になっていく。

児童虐待だの、イジメだのが盛り込まれていて、しかも残虐な描写なども出てくるので気持ちが沈んでいる時に読むのはオススメ出来ない。

作品の売りは「真梨幸子が読者に仕掛けた罠」なのだと思うのだけど、それについては特別面白いとも思わなかった。

「へぇ。そうだったんだ」と思った程度。

むしろ、その場その場の面白さの方が際立っていたように思う。重い内容を扱っているにしては文章が軽くてサクサク読めるので、いっき読みしてしまった。

前回読んだ作品の時もチラリと感じたのだけど、真梨幸子の作品は言うなれば少女漫画なのだと思う。

最近の少女漫画はよく知らないけれど、1970年代、1980年代は少女漫画のホラー作品がやたら多かった。

今にして思えばグロテスクな内容だったり、倫理的にはタブーとされる問題を扱っていたりして、トラウマ級にパンチのある作品が多かった。

この作品には当時の少女漫画の薫りがするのだ。

「そんな訳ないだろ」と言ってしまえばその通り……というような話を、力技でいっきに読ませる手法は面白いと思う。

しかし、万人受けするような作品とは思えないので「ぜひ読んでください」とはオススメしない。

そう、しょっちゅう読みたいと思える作風ではないけれど、真梨幸子の作品はまた気が向いたら別の作品も読んでみたいと思う。

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白い木蓮の花の下で
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