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鳩の栖 長野まゆみ 集英社文庫

以前から、数人の方に「長野まゆみ作品って、たぶん貴女のツボですよ」と言われ続けていて、やっと手に取ってみた。

だが駄目だった。そこそこ面白かったのだけど、私のツボを貫くことは出来なかった。

せめて20年早く出会っていれば、あるいはハマってかも知れない。が、三十路女には物足りない作品でしか無かったのだ。残念。

もっと早くに出会っていたかった作品だ。

鳩の栖

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水琴窟という、庭先に水をまくと珠をころがすような安らかな音が鳴る仕掛け。操がそれを初めて知ったのは至剛の家の庭だった。

孤独な転校生だった操を気遣ってくれた爽やかな少年至剛。しかし、快活そうに見えた彼には、避けがたい死が迫っていた。

病床の至剛の求めるまま、操は庭の水琴窟を鳴らすのだが…。少年たちの孤独と淡い愛情、儚い命の凛々しさを描く表題作など珠玉の短編五編。

アマゾンより引用

感想

漫画に例えるなら往年の萩尾望都とか、竹宮恵子あたりが描きそうな話を集めた短編集だった。様風の「BL小説」ではなくて、耽美な世界。

小奇麗で体臭のしない少年達にまつわる、ほんのり哀しいお話がいっぱい。

耽美で、透明で、素敵だとは思うのだけど……私がこのテの作品に没頭するには年を取りすぎているらしい。

せめて、これが少女にまつわる物語なら、登場人物を「かつての自分」と重ね合わせて楽しむことが出来たのかも知れないけれど。

リアリティのない少年に何かを感じるのは無理だった。

この作品で感激したのは、作者がこれらの作品を執筆したのが30代後半だった……という事実だけである。私とは異なる、研ぎ澄まされた感性の持ち主なのだなぁ。

ほとんど、思い入れる箇所がなかったので、感想を書くのものも四苦八苦……という作品だった。微妙にツボと違うのが残念だけど、こればかりは方向性の違いとしか言いようがない。

だけど、それはそれとして長野まゆみに熱烈なファンが多いのも納得出来たし「好きそうですよ」と勧めてくれた人達には感謝している。

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白い木蓮の花の下で
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