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2009年の読書総括

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今年は、ここ10年のうちで最も読書量が少ない年となってしまった。

現在、私は2歳になる娘を育てている。

出産した際「子育てが落ち着くまで本なんて読めないだろうなぁ」と思っていたけれど、娘が乳児のときや、あるいは歩くようになってからもお昼寝をしている時は、娘が寝ている時間を読書にあてることが出来た。しかし、娘は2歳の声を聞いたとたん、お昼寝を卒業してしまったのだ。以降、読書量は激減。時間を見つけては本を開いているものの、以前のようにガツガツ読むことは出来なくなってしまった。

今年読んだ本は12月15日現在で49冊。読んだものの、感想を書けないまま流してしまった本もあるけれど、例年に比べると数は少ない。

『僕らが旅にでる理由』 『乳と卵』 『花伽藍』 『悲歌(エレジー)』 『AMEBIC』 『f植物園の巣穴』 『シャトゥーン ヒグマの森』 『1Q84 BOOK2』 『1Q84 BOOK1』 『たまさか人形堂物語』 『プリンセス・トヨトミ』 『骸骨ビルの庭 上・下』 『IN』 『ロンバルディア遠景』 『エレクトメンズ・パレード』 『あなたと共に逝きましょう』 『狂人日記』 『安南 愛の王国』 『わくらば追慕抄』 『わくらば日記』 『東京島』 『津軽百年食堂』 『雑居家族』 『婚礼、葬礼、その他』 『アレグリアとは仕事はできない』 『ゲゲゲの女房』 『走れ!ビスコ』 『猫を抱いて象と泳ぐ』 『戸村飯店青春100連発』 『花宵道中』 『鴨川ホルモー』 『純白の夜』 『ディスカスの飼い方』『蝶々さん』 『刺繍』 『すりばちの底にあるというボタン』 『四(よん)とそれ以上の国』 『かもめ食堂』 『テンペスト (上 若夏の巻・下 花風の巻)』 『天使の歩廊』 『ファミリーポートレイト』 『インターセックス』 『私の男』 『いつかX橋で』 『メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか』『ピンクの神様』 『夏のくじら』 『その人を殺したのは』

ざっと題名を見直してみても「今年はこの本と出会えて幸せだった」と言える本が少ない。

読んだ数が少ないので、それに比例しているのかも知れないけれど、それにしてもアタリの悪い年だった。

ベスト10形式の順番を付けるのは趣味ではないので、しないけれど、とても気に入ったのは友人からすすめられて読んだ『わくらば日記』と『わくらば追慕抄』の2冊。ちょっと甘過ぎる感があるのも事実だが、自分の感性にピタリと寄り添ってくる作品だった。

はじめて読んだ作家さんで今後も追いかけたいのは万城目学。私の中では「ポスト浅田次郎」という位置づけ。感動云々と言うよりも、エンターテイメント物を綺麗に書ける作家んさんとして期待している。

今年ほど本のアタリが悪いと、そこまで感動した訳でもないのに『1Q84 BOOK1』 『1Q84 BOOK2』でさえ「今年良かった本」だったような気がしてしまう。

なんだかんだ言って大作なのだなぁ……と認めざるを得ない。私の中で村上春樹は「安全牌」なのだと思う。すごく良くもないけれど、ある程度のレベルの作品を書いてくれると言う意味で。

「今年は本のアタリが悪かった」と言うのは、ここ数年ずっと言い続けているように思うけれど、今年はかつて無いほどの外しっぷりだった。

それでも来年も「次の本はきっと面白いに違いない」との期待を込めて、凝りずに読み続けているのだと思う。と同時に、再読や読みこぼしている名作などを読んでいきたいと思っている。

アタリの悪い年が続いたとしても、あきらめずに読んでいれば、いつかまた「この本に出会うために読書してきた」と思えるうな作品に行き当たると信じて、来年もコツコツ読んでいこうと思う。

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