私は夫と結婚して11年になる。
夫は私と独身時代、典型的な独身駄目ヲタクだったけれど、結婚してから少し痩せて健康的な生活を送っている。しかし今回の健康診断で血糖値が高い注意を受けてしまった。
幸いにも夫は「血糖値が高い」と言っても薬を飲むレベルではない。健康診断後に病院に行ったら「一生、薬を飲む方がいい? それとも生活習慣を改める方がいい?」と釘を刺されたらしい。
私と同じ食生活をしているはずなのに、どうしてこうなった?
実のところ夫は私と同食生活を送っている訳ではなかったのだ。
夫は転職後、仕事関係の飲み会や食事会の回数が激増した。加えて仕事のストレスから「アルコールをたまに飲む」から「アルコールを毎日飲む」のが当たり前になってしまった。
「アルコールを毎日飲む」と言ってもビールだのチューハイの350缶を1本ではあるのだけれど、結婚当初からすればアルコール摂取量が増えていることは否定出来ない。
また勤務時間中の「おやつ」も悪かったのだと思う。差し入れだのなんだのが多い職場で「つい食べちゃう」とのこと。特別な理由がない限り、おやつを食べる習慣がを持たない私とは随分環境が違うのだ。
実のところ私も夫がムッチリしてきている事は気付いていたのだけれど「食べる事が大好きな人だし、あまり節制し過ぎてストレスが溜まるのもどうかと思う」と見て見ぬ振りをしてきたところも否定出来ない。
しかし健康診断で指摘されたとなれば話は別だ。
とりあえず食事内容の改善と休肝日の設定。加えて休肝日には夫婦で体操をする事にした。体操については私自身、腰痛対策のためにした方が良いのだけれど、最近すっかりサボり気味だったのだ。
残念ながら夫も健康に気を遣わなければいけない年齢になったらしい。
昨年の健康診断では健康優良児中年だったのに、たった1年でこんなに変わるものかと驚かされた。幸いにも夫は病気の粋には入っていない。改善するなら「今でしょ!」って話だ。
食べる事が好きな人が本格的に食事制限をするとなると厳しいものがある。
夫が本当に糖尿病になってしまったら、それこそ本格的な食事制限をする必要があるので、なんとしても踏み留まりたいところだ。
私も日々の生活に追われて、自分の健康については棚上げにしてしまうところがある。せっかくなので、この機会に夫婦の健康について真面目に見直していきたいと思う。