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枯れゆく桜とクビアカツヤカミキリ。

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ウォーキングをしていると動植物を目にする機会が多い。夫と本格的にウォーキングをはじめたのはコロナ禍以降のことだけど、ここ数年で近隣の生態系が変わっているのを肌で感じる。

川を綺麗にしたことで今まで棲息していなかった動物の姿を見るようになったり。子どもの頃に汚かった川が綺麗になったことでスッポンが繁殖するようになったことに気がついた時はとても嬉しかった。

一方、残念な変化も多い。最も気になっているのが近隣の桜が次々と枯れていくことだ。ソメイヨシノは一般的に寿命が60年〜80年と言われている。老木化して枯れていくのは仕方がないとして。明らかに違う原因で枯れていくこともある。

ニュースでご存知の方も多いかと思うのだけど、私が暮らす地域でもクビアカツヤカミキリの被害が深刻化している。地元では「名所」とされている桜が次々と枯れているし、ソメイヨシノだけでなく、小さな児童公園の八重桜なども枯れている。

数年にわたって観察していると「あれ? この桜、一部分枯れているけど大丈夫かな?」と思ったらすでにどうしようもない。桜の一部を切ったり、薬を注入したりしたとて最終的には全て枯れてしまうし、枯れた桜にはキノコが繁殖するようになる。

桜って日本人に愛される木だと思うのだけど枯れゆく桜に「まだ生きています。切らないでください」などと言う看板を下げている人もいるけれど「いやいや。気持ちは分かるけど枯れますよ」と思ってしまう。

桜が次々と枯れていくことについては私も残念に思っているけれど、倒木してしまうよりは良いと思う。木が倒れてきたら人が死なないまでも誰かが怪我をするかも知れない。若い人なら「酷い目にあった」程度かも知れないけれど、高齢者だったら骨折が原因で寝たきりになってしまう可能性だってあるのだ。

クビアカツヤカミキリ…どうにかできないものだろうか?

そんなことを話していたら「殺虫剤が効かないなら、桜には害がなくてクビアカツヤカミキリにだけ効く毒を開発して、栄養剤みたいに桜に注入すれば良いのでは?」などと夫。言うなれば鬼滅の刃の胡蝶しのぶ方式。そんな都合の良い薬が開発されたら良いのだけどなぁ。

クビアカツヤカミキリ。桜の名所と言われる観光地は大丈夫なんだろうか? 私の住んでいる地域だと、地元ではちょっぴり有名だったり「毎年、ここの桜を見るのが楽しみ」くらいの桜が軒並み被害にあっている。

私の職場(児童発達支援センター)の桜の下でもクビアカツヤカミキリを発見した。よくよく観察してみると、桜の木の一部はすでに枯れていて、このままいくと数年後には枯れてしまうと思われる。

クビアカツヤカミキリの対策については自治体も試行錯誤しているようだけど「これだ!」と言うような決定打は見つかっていない気がする。日本の桜が食い尽くされる前に良き対策が見つかることを願って止まない。

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