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老いるショック大賞 みうらじゅん 筑摩書房

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私はみうらじゅんの著作が大好きなのに読書の記録としては、この作品を含めて2冊しか書いていない。『見仏記』のシリーズからずっと追っているものの、楽しく読んで笑って満足してしまう。

人生を楽しく生きるための技術をみうらじゅんから学んできたと思うくらいには、みうらじゅんを愛しているのに読んだだけで満足してしまうから不思議だ。

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老いるショック大賞

ザックリとこんな内容
  • 『通販生活』のミニマガジン『月刊益軒さん』で続いた人気読者投稿企画をまとめた、エッセイ形式の投稿集。
  • 高齢者DJに扮したみうらじゅんが、寄せられた「老いるショック」の報告を深夜ラジオのような語り口で次々と紹介していく構成になっている。
  • 自らの老いを実感した多数の投稿者たちによる「探し物が冷蔵庫から出てくる」「耳毛が早く伸びる」「左右違う靴を履いていた」など、さまざまな老いの実感を集めた一冊。

感想

みうらじゅんのスタンスは『少女パレアナ』(ハウス名作劇場のアニメ『愛少女ポリアンナ物語』の原作本)のパレアナに似ている気がする。パレアナは「良かった探し」だけど、みうらじゅんは「良かった」ではなく「面白い」を探求している。

『老いるショック大賞』は題名からも分かるように「老化あるある」でしかないのだけど、みうらじゅんの手にかかると何故か面白い。

「老い」って面白くない現象で「老化あるある」を話してみたとしても自虐ネタでしかないけれど、そこを上手いことすくい取っていくのがみうらじゅんの良さだと思う。今回の主役は「投稿者」なのだけど、世の中には一銭のお金にもならないのに「人を笑わせてやろう」と日々、ネタを考えている人達がこんなにも多いのかと感激してしまう。そして、彼らのネタをちゃんと拾い上げて面白くまとめてくれるみうらじゅん。素晴らしい!

みうらじゅんの良さは「人生って楽しいね」「生きているって愉快だね」って思わせてくれるところだと思う。みうらじゅんの本を読んだとて誰かに自慢できるような知識が身につく訳じゃないけど楽しい気持ちで生きるって大事なことだと思うのだ。

「楽しい気持ちになりたい」って人にオススメしたい1冊だった。

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