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ようやくカレッジに行きまして 光浦靖子 文藝春秋

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私。恥ずかしながらテレビに疎い人間なので光浦靖子が芸能活動を休んでカナダに留学していたことを全く知らなかった。

光浦靖子…と言うと「お笑い芸人で手芸が上手な人」ってことしか知らなくて、特に好き嫌いもなかったのだけど、1971年生まれとのことで私の1歳上の同世代の人だった。同世代の人が50歳で留学するとか激熱ではないか!

これは読まねばなりません…と言うことで意気揚々て手に取った。

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ようやくカレッジに行きまして

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ザックリとこんな内容
  • 筆者、光浦靖子は50歳で芸能活動を一度離れカナダへ渡航。現地で働く道を模索する中、公立カレッジの調理系コースに入学し、留学生としての生活が始まるまでの経緯と決断の過程が描かれる。
  • 入学後は英語で行われる授業や大量の課題、厳しい実習に直面し、年齢も国籍も異なるクラスメイトに囲まれながら学生として適応していく。
  • インターナショナル学生としての制度上の制約、就労許可取得を見据えた進路選択、生活費や住環境の問題など、海外で学び働くための現実的な条件などを語りつつ、日々の生活が綴られる
  • カレッジ生活を続ける中、人間関係や学びを通して自分の価値観や生き方が変化していく過程と、将来を見据えた新たな選択へと向かう心境の移り変わりが描かれる。

感想

この本、凄く面白かった。自分と同世代なので時代感覚が似ている…ってこともあると思うのだけど、本質的に彼女の考え方と好みが重なるので読みやすかった。

  • 三国志では諸葛亮孔明が好き
  • お笑いビッグ3の中ではタモリが好き

……これは気が合う。私も三国志では諸葛亮孔明推しなので。そしてタモリも好きだ。

テレビ観ていた光浦靖子は「ちょっと卑屈なお笑い芸人」くらいの認識だった。特にナインティナインあたりから容姿いじりをされる人のイメージが強い。お笑い芸人にしては大人しめの人だな~と思っていたけど、エッセイの中の彼女は「大人しい」どころか案外力強くて、心の中に戦闘民族を飼っていた。心の中に戦闘民族を飼っているのは私も同じなので、彼女の言い分には共感出来る部分がやたら多かった。

恥ずかしながら私はカナダに興味が無くてカナダと言うと赤毛のアンとメープルシロップくらいしか思いつかない人間なので、このエッセイを読んで少しだけカナダって国の解像度が上がった気がする。

カナダでの留学生活についての云々が面白かったののも良かったのだけど、カレッジで学んでいる時に受けたパワハラ料理人のエピソードは読みながら腹が立つやら「よくぞ心折れずにやり切りましたね」と感心するやら。パワハラを受けてメンタルがズタボロになっていく様子は読んでいて辛かったなぁ。

話芸を使うお笑い芸人さんだからか文章のテンポも良くて読みやすかった。光浦靖子は他にも何冊かエッセイを書いているようなので、ぜひ他の作品も読んでみようと思う。

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