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メメント・モリを携えて。

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4月の段階で分かっていた事だけど6月7月は仕事がヤバイ。何がヤバイかと言うと、7月の行事担当にあたっているから。7月は児童発達支援センターの中でも重要行事である「夏祭り」があるのだ。

夏祭り…と言っても子どもの施設の夏祭りなので保育園や子ども園の夏祭りとかお泊り保育の前の行事をイメージして戴ければ良いかと思う。

神社のお祭りほどではないけど、ヨーヨーやあてもの、スマートボール、金魚すくいなどの屋台を出す。ちなみに金魚は玩具ではなく生体を買ってくる。お神輿や盆踊りはないけれど、大人主体でアンパンマンパレード的なことをしたりもする。

在園児とその家族だけでなく卒退園児家族も招待するので近隣の施設に依頼して1日だけ駐車場を借りる段取りをして盛大に執り行う行事のだけど、私はその責任者に当たっている。

盛大な行事なのでセンター内の職員だけでは人手が足りず、毎年「元職員」に声をかけてボランティアとして手伝ってもらっているのだけど、今年度は夏祭りが終わったあとに元職員を交えて「お疲れ様会をしましょう」という話が持ち上がった。

4年間働いてきたけれど、いまだかつて夏祭り当日に飲み会なんて無かった。それなのに何故今年に限ってそうなるよ? 夏祭り担当であるもう1人の職員から飲み会の話を聞いたのだけど「勘弁してくださいよ」って気持ちでいっぱいだった。

毎年、夏祭りは20時に退勤して帰宅したら、まずはシャワー。食事をして気絶するように寝る…って感じだった。ヘトヘトになるまで働いて飲み会だなんて御免こうりたい。

……とは言うものの。夏祭り担当のもう1人の職員が言うに「そうは言ってもボランティアの人に来てもらってる訳だし…」と言われると、夏祭り責任者としては参加せざるを得ない。その場で断ることは出来なかつたのだけど、家でじっくり考えてみた。

  • そうは言っても勤務時間外だよね?
  • 私にメリットは1つもないよね?
  • てか職場の飲み会は大嫌いだし!

そんな考えが頭の中をグルグルした後、ある考えに行き着いた。「私…もう53歳なんだよね。あと何年生きられるか分からないのに気乗りしないことに時間を費やしている場合じゃないわ」と。

翌日「夏祭り責任者なので行かなきゃいけないのは分かってますし、人でなしだと思うのですが飲み会には参加しません。ボランティアさん達には直接謝っておきます。夏祭り後に飲みに行く元気は残ってません。53歳なので勘弁してください」と言ってお疲れ様会を断った。

メメント・モリ…死を想え。昔の人は良いこと言ったよね。いつも心にメメント・モリを携えて「やりたくないことはやらない」を貫いていきたい。

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