秋以降、とにかく野菜のお値段が高過ぎる。
キャベツは1玉400円以上。季節野菜じゃないとは言うもののズッキーニなど1本300円もする。季節野菜だったら安いのかと言うと、そうでもなくて白菜や大根だって安くない。
何を買えば良いのか、どの野菜を買えば良いのか訳が分からない。以前なら出来ていた「安いタイミングで買おう」とか「次の特売には安くなるだろうから今は買うべきではない」みたいな予想が立たないので「高くても諦めて買う」と腹をくくって買っている。
だけど、ある時ふと思ったのだ。キャベツが高いと言っても1個400円。しかも400円を1回の料理で使い切る訳じゃない。そして我が家は食費が困窮するほどの貧困家庭…って訳じゃないので400円のキャベツを買えないような生活をしていないのだ。そもそも肉や魚は野菜より高い。肉や魚はためらいなく買っているのだから、野菜だって肉や魚を買うような心持ちで買えば良いだけの話。
それなのに、どうしてこんなに不満が募るのか?
……理由はハッキリしている。「キャベツなんて1玉100円で買っていたよね」と言う記憶が私を苦しめるのだ。「100円で買える物を400円で買わねばならない」「300円損しちゃってる」って考えが、どうしても心に引っ掛かってしまうのだ。
物の値段が高くなって家計が厳しい…は言うものの、心底本気で「今までと同じ食費でやりくりしたい」と思うのであれば、どこの家庭でも考える余地はあると思う。「甘えてんじゃねぇよ」って話だ。
- 単価の高いアルコールや嗜好品を減らす
- 加工品(惣菜や冷凍食品)の利用を減らす
- 国産のへのこだわりを捨てる
- 外食が多い家庭の場合は外食を減らす
……などなど。我が家の場合でも野菜が高くなった分だけ他で調整すれば良いだけの話。アルコールを控えるとか、お高めのタンパク質(牛肉とか)を買う頻度を減らすとか。
分かっているのだ……理屈では分かっているのだ。それでもなお1本250円の大根を見ると自然と溜息が出てしまう。「この時期の大根は100円が普通なのに…」と。
一刻も早く野菜が安くなってくれることを切に願う。買い物のストレス半端ない。