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実母77歳。娘17歳。それぞれの誕生日。

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この秋、実母が77歳。娘が17歳になった。

娘が生まれた時、実母は60歳(還暦)だった。当時、ネガティブ思考の実母は「私はこの子が10歳になるまで生きられない」と話していたけど10歳どころか元気に77歳(喜寿)を迎えた。

実母が元気になったのは持病のC型肝炎が新薬の治療が完治したから…ってところあるし、デイサービスを利用するようになったことも大きい。「デイサービスなんて年寄りが行くところ。私の行く場所じゃないと言い続けてきた実母を根気よく説得し、ようやくデイサービスを利用してくれるようになった。

あんなに嫌がっていたデイサービスだけど、行ってみれば楽しいらしくてデイサービスに行く前より断然元気になっている。人は群れの中で生きる動物なんだな…実母を見ていると改めて感じる。

実母と弟、そして私達家族でこじんまりと喜寿祝いをした。実母には「デイに着ていくといいよ」と名前入れのフリースをプレゼントした。実母の性格からしてデイに着ていって自慢するものと思われる。

この類のネタ系衣類は性格によるので贈る相手によってはNGだけど実母はノリノリで着るタイプ。ちなみに義母は「こんな恥ずかしいもの死んでも着たくない」ってタイプなので義母の喜寿の時のプレゼントはもっと大人しいものだった。

名前入フリース(喜寿)

名前入フリース(喜寿)

そして娘の17歳の誕生日。娘が生まれてはじめて誕生日会を自宅ではなくお店で行った。

娘はどうしたものか小さい頃から外食があまり好きじゃなくて「行ったら行ったで楽しいし美味しいと思うけど、家で食べるご飯の方が好き」だと言って、今までの誕生日は私の手料理とケーキが定番だった。

ところが今年は「外食もいいな」って気持ちになったらしく、お箸で食べるフランス料理のお店でお祝いした。正直なところ私は毎年「たまにはパーッと外食でお祝いしたいなぁ」と思っていたので、ものすごく嬉しかった。

誕生日dinner

誕生日dinner

我が家の夜の外食は基本的に「外出して帰宅が遅いから」みたいな考え方で利用していて、娘が外食嫌いなものだから「美味しいものを食べるために外食する」って文化が根付いておらず、誕生日会の外食は画期的な試みだった。

美味しい料理に娘もニコニコだった。そうそうしょっちゅう贅沢できるものではないけれど、娘が巣立つまでにこう言う機会も持てたらいいな…と思う。

それにしても実母77歳。娘17歳。2人とも元気に誕生日を迎えてれくれて嬉しい。来年もこんな風にお誕生日が祝えることを心から願っている。

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