読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

天王寺高校(2年7月)三者面談。

記事内に広告が含まれています。

娘の三者面談に行ってきた。

娘が通う天王寺高校は偏差値70を越える進学校で毎年、東大、京大の合格者をコンスタントに送り出している。なので「娘さん、どこの高校?」と聞かれて「天王寺高校です」と答えると「将来が楽しみですね」みたいな事を言われるのだけど、私は声を大にして言いたい。

「天王寺高校の生徒だからって全員優秀…って訳じゃないですし、なんならアホの子もおります!」と。

三者面談で担任の先生が開口一番に言った言葉はコレ。

「勉強以外については何ら心配していません!」

……高校の三者面談で勉強以外に何を相談するって言うんだよ?

そうなのだ。娘は学校が大好きだし、友達もいて部活命。部活するために学校に行ってる…まであるタイプ。だけど勉強は底辺を彷徨っていて酷いありさま。

そんな娘は「2者面談でも聞きましたが、志望校を確認しましょうか?」と聞かれ「京大の…学部…」と小声で答えた。担任の先生からは「そんな気まずそうに言わないでいいから」と笑っている。

そうなのだ…いまの娘の成績では京大なんて逆立ちしたって届きっこない。そして京大が駄目なら阪大…みたいな話だけど、阪大だって今の成績では口にするのもおこがましい。

志望校確認が終わった後は具体的な話や修学旅行に行くにあたっての注意事項(アレルギー等)の確認などがあった。

今の担任の先生は1年生から続けて同じ先生。3年生は確実に担任が変わる想定で「来年、受験生になるにあたって心配なこと」について話してくれた。

部活を引退した後が心配なんです…とのこと。

部活熱中勢は「部活終わったら勉強に本気出す」みたいな人が多い反面、魂が抜けてしまったようになってしまうケースもあるらしい。娘は部活のために学校に行ってるような子なので、そのことを心配してくれていた。

…と。今回の三者面談は正直「まぁ…そんそな感じですよね」くらいの話しか出なかったし、成績や勉強面についてはとやかく言わなくても娘自身、理解している感じだった。

「じゃあ、特に得たものはなかったんですね?」と言われるとそうではない。

三者面談は教室の前で娘と待ち合わせしていたのだけど、私の方が先に着いてしまって廊下の椅子に座って待つことになった。しかし既に前の面談が終わっていたので、少しだけ「娘抜きで担任の先生と話をする時間」があったのだ。

その時間で我が家が娘の大学受験についてどう考えているのかを確認された。夫と私の共通した考えはこんな感じ。

  • 娘の希望を尊重するスタイル(親は口出しない)
  • …とは言っても現在の成績では届かないのは承知している
  • 親は国立にこだわっていないので私学もOK
  • 娘の希望次第で、浪人も許容

…と伝えたところ「私もそれで良いと思います」とのこと。なんと言うか…担任の先生と意思疎通が出来たと言うか「あ。なんか信頼を勝ち得た気がするな」って実感があった。

天王寺高校は国立ゴリゴリ押してきて「京大・阪大への特攻隊」みたいに感じておられる人もいるようだけど、そうでもない気がする。もちろんこれは指導してくれる担任の方針によっても変わる気がするけれど、少なくとも娘の担任の先生はゴリ押ししてくるタイプではない。

今の娘の頭の中は部活と行事と友達のことで占められていて、勉強は二の次三の次。そんな娘に「勉強しなさい」と言っても聞く訳ない。担任の先生はそのあたりのことを理解しつつ、上手いこと誘導してくださっているな…と毎度思う。厳しいことはちゃんと言ってくれるし、最低限押さえておくところも指導してくれている。

「手の掛かるアホの子で申し訳ございません」って気持ちでいっぱいだけど、私は今の担任の先生を信頼しているし、娘抜きで色々確認出来たのは良かった。

リップサービスかも知れないけれど、担任の先生が「案外、こんなタイプの子が知れっと大学受験を通り抜けたりすることもありますよ」とのこと。

先生…それ、信じちゃってもいいんですか?

娘の大学受験がどうなっていくのか、まったく想像がつかない状況だけど、まずは高校生活を満喫して受験生としての自覚を身に着けてもらいたい。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
高校生活
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました