50歳を越えた頃から夜中に何度か目が覚めるようになってしまった。
なんだかんだ言って毎日くたびれているので寝付きについては問題なくて、ほぼ毎日のようにオヤスミ3秒。野比のび太と争っても良いレベルでストンと眠ることができる。
だけど夜中に何度も目が覚めるのだ。最初は「トイレ行きたいな」と夜中に1回目が覚める程度だったのだけど、最近は2度3度と目が覚めてしまうのだ。
メンタル的にヤバイくらい病んでいる…とか、そういう訳じゃない。もちろん毎日ハッピーで悩みの1つもない…って訳ではないけれど精神状態は健やかな方だと思う。
「どうしてぐっすり眠れないのか?」調べてみたところ「1日8時間ぐっすり眠れるのは若者だけの話で50代を過ぎると長時間の睡眠は必要ないし、途中で目がさめてしまうのは当たり前」とのこと。「50代を過ぎた人は1日6時間も眠れば十分です」との説もあった。
私は平日5時頃に起きて活動しているけれど1日5時間の睡眠で良いのなら、毎日0時に眠れば十分って事になる。0時までは自分の好きなことをして過ごせば良いのだ。
……となれば良いのだけれど、毎日0時まで起きて活動するなんて無理過ぎる。1日のタスクが終わった後はテレビを観たり本を読んだりするのも難しい。毎日「これ以上活動できません」ってくらい草臥れ果てて眠るのに長時間寝て回復することができないなんて理不尽過ぎる。
だけど、これって私だけの問題じゃないのだろうなぁ…と諦めのような気持ちになっている。そうでなければヤクルト1000が大流行したり、睡眠系のサプリメントやドリンクが発売されたりしないもの。
年を重ねるごとに「ちょっとした身体の不調」を当たり前のこととして受け入れるしかないんだろうなぁ。オヤスミ3秒で眠りに落ちて「はぁぁ~よく寝たなぁ~」と8時間後にスッキリと目覚める…なんて体験はもう出来ないのかと思うとちょっと切ない。
そして「いくら寝ても眠れる」と言う娘が羨ましいと同時に「そう言えば私も高校生の頃はぶっ通しで10時間以上眠れたなぁ~」と懐かしく思い出したりする。
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