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太陽の村 朱川湊 小学館

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冴えないニートのヲタクがタイムスリップして江戸時代に行く……と言う物語。

実にパッっとしない作品だった。

ライトノベルとも、大人向けのエンターテイメントとも分別し難く「いったい、どう言う層に需要があるんだろう?」と首を傾げてしまうほどだった。

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太陽の村

ハワイ帰りの飛行機事故。目が覚めると、そこはド田舎の村。

電気・ガス・水道なし。金太郎、桃太郎に仮面の男。田おこし、年貢、人身御供に仇討ち!?本当にどうする俺?

フリーターが遭遇した究極の問い。著者新境地のノンストップ・エンタテインメント。

アマゾンより引用

感想

期待せず、気楽に読み捨てる程度のレベルではあると思う。だけど、それ以上でもそれ以下でも無い。

私は自分自身がヲタクなので「そうだよねぇ。ヲタクって、そういう感覚持ってるよねぇ」と、主人公に共感出来る部分があったのだけど、そうでない人なら主人公は「単に気持ち悪い人」でしかないと思う。

朱川湊はヲタク寄りの人なのだろうか?

ウルトラマン本を書いていたようだし。主人公の描写は上手かったと思う。

ドタバタコメディが好きなら、ほどほどに読めると思うのだけど、個人的にはオチが気に入らなかった。

主人公に「あなたは本当にそれでいいの?」と胸ぐらを引っ掴んで説教してやりたいような気分になってしまったほどだ。

まぁ、こういう類の作品だから仕方ないのかも知れないけれど、大人の読み物としてはちょっとなぁ……と思う。

朱川湊の作品を読むのはこれで4冊目だが、今まで読んだ作品の中では、もっともイマイチな作品だった。

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