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これが家畜の安寧か?

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統一地方選挙の投票率が低くて愕然とする。

なんと言うか…今回に限らず選挙になると毎度驚かされるのだけど、投票に行かない人は今の生活に満足のだろうか?

インターネット上を徘徊していると日本には政治好きな人で溢れているような錯覚に陥ってしまう。

主義主張の良し悪しはともかくとして、右だの左だのプロ市民だのその他諸々。それに加えて増税反対派とか「保育園落ちた日本死ね」みたいな人達とか。

私も今の日本に不満を持っている人達の中の1人。

常々「子育てし難い環境を作っておいて、女性も働けとか喧嘩売ってんの?」とか「高齢者ばっかり優遇してる場合?」とか言いたい事は色々ある。

なので私は、日本が変わろうが変わるまいが選挙には行く主義だ。何もせずに文句だけ言うのは無しだと思っている。

ちなみに、私の住んでいる自治体の投票率は40%にも満たない。もっと言うなら4年前の選挙よりも投票率は下がっている。

投票率について考えていたら、ふと一世を風靡したアニメ『進撃の巨人』の最初のオープニングソング『紅蓮の弓矢』の歌詞を思い出してしまった。

紅蓮の弓矢の歌詞

Sie sind das Essen und Wie sind die Jäger.

踏まれた花の名前も知らずに
地に堕ちた鳥は 風を待ちわびる

祈ったところで 何も変わらない
今を変えるのは 戦う覚悟だ

屍 踏み越えて 進む 意思を 笑う 豚よ
家畜の安寧 虚偽の繁栄 死せる餓狼の自由を

囚われた屈辱は 反撃の嚆矢だ
城壁のその彼方 獲物を屠る Jäger
迸る衝動に その身を灼ながら
黄昏に緋を穿つ 紅蓮の弓矢

作詞・作曲 Revo

選挙に行かない人達って『紅蓮の弓矢』で言うところの「家畜の安寧」を謳歌しているとしか思えない。

世の中には「まあ、いいや」と思える人が多いのか、それとも諦めることに対して慣れっこになっている人のが多いのか?

選挙に行かない人は政治に対して不平不満がなくて、満ち足りた毎日を送ってるのかも知れないけれど、日本人の半数以上が今の生活に満足しているとは思えのない。

「高齢者の意見ばかりが通るのは高齢者の人数が圧倒的に多いからだ」と言う意見があるけれど、高齢者は義理堅い人が多いから、真面目に選挙に行くんだよねぇ。

なんだか微妙な気持ちになるけれど、他人の考えや行動をどうにかする事は出来ないので、とりあえず我が子には「選挙は行くもの。選挙に行かない人に文句を言う権利はないよ」と伝えていくつもり。

高齢化社会が加速してくると、若い人や子ども達は苦労するのが目に見えているだけに、自分達の未来は自分達でどうにかするように、とりあえず選挙に行くようにして欲しいな…と強く願う。

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