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映画『ペンギン・ハイウェイ』感想。

夏休み最終日。『ペンギン・ハイウェイ』を観に行ってきた。

2018年の夏休みは既に『インクレディブル・ファミリー』を観に行っているのだけれど、私は個人的にアメリカのアニメが好みじゃないのだ。

分かりやすくて、スカッと楽しく大人から子どもまで楽しめるところはアメリカのアニメの素晴らしいところだと思っているけれど、イマイチ心に響かない作品が多くて『インクレディブル・ファミリー』にしても物足りなさを感じていた。

『ペンギン・ハイウェイ』は森見登美彦の小説が原作になっている。原作本は何年か前に読んでいて、私は「ラノベみたいで好きになれない」みたいな感想を書いている。

しかし、話の筋自体は魅力的だった。

原作を読んだ時は「大人向けの小説」だと思って読んだので、ラノベちっくなのノリが受け入れられなかったけれど、最初から「これはアニメだ」と言う前提で観れば平気なんじゃないかな…と気になっていたのだ。

そして、娘が大のペンギン好きなので「物語の筋が理解出来なくてもペンギン山盛りの映像を観るだけでも楽しめるのではないかな…」と思って観に行ったのだけど、予想以上に面白くて娘の評判も上々だった。

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ペンギン・ハイウェイ

映画『ペンギン・ハイウェイ』 予告1

しかし、この作品。一部の人達からは非常に評判が良くないらしい。

原因は「おっぱい」だ。主人公アオヤマ君は小学校4年生。おっぱいの大きな歯科衛生士のお姉さんの事が大好きで「1日30分くらいはおっぱいについて考えている」と言う。そしてヲタク界隈では「おねショタ」をテーマにした作品だと言うことで、一部の人達からは話題になっていた。

おねショタとは、主に漫画作品のジャンルにおいて、年上の女性(おねえさん)と年端も行かない少年(ショタ)とのカップリングを指す俗語。主に男性向け成人漫画で取り扱われるケースが多いが、近年ではTLなどで女性にも人気のジャンルの一つでもある。

ウィキペディアより引用

まあ…主人公がおっぱいについて考える場面が多いことは否定しない。

だけど、それはせいぜい『おっぱいバレー』程度の話であって、大騒ぎするほどの事はないと思った。ただし「おっぱい」が作品の足を引っ張ってしまうのなら、それについては残念だと思う。

この作品。どうして公開日が夏休み終盤なんだろう? 夏休みの子ども映画として素晴らしい作品だと思うのに。

主人公のアオヤマ君は仲間とチームを組んで「街で起こっている怪現象」についての研究をはじめる。子ども達だけの秘密。冒険。夏休み。成長。

この映画の中には夏休みの子ども映画に必要な様子が全て詰まっていると言っても過言ではない。SF的な部分が小学生には多少難しいかも知れないけれど、理屈抜きで楽しめる作品だと思う。

映像や音楽も素晴らしい。

「これだよ、これ! これこそ日本のアニメだよ!」と拍手をしたくなってしまった。

ペンギン達の愛らしさもそうだし、空の色、木々の色、街の風景、なんてことのない食卓。現代を生きる普通の日本人(中流以上のイメージ)が綺麗に描写されていた。

原作本を読んだ時は主人公のアオヤマ君が「小学校4年生でこのキャラはないわ~」とウンザリしたけれど、アニメだとすんなり受け入れる事が出来たのも「面白かった」と感じた理由の1つだと思う。

「これはファンタジーです。アニメなんです」と言う前提で挑んだので問題なかった。

夏休みの最後に良い作品に出会えて良かった。

いつかテレビで放送されると思うのだけど、その時はまた「知ってるけど観たいな」と録画してでも観たいと思う。

原作本の感想はこちら
ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦 角川書店
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