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お墓の話。

先日。義母と会った時のこと。耳の痛い事を言う息子がいなかったせいか、義母はいつより沢山話をしてくれた。その時、1番吃驚した事を書いておこうと思う。

義母は50代で夫を亡くしている。夫のお墓参りは毎月欠かさず行っていて、お仏壇の花も決して欠かす事がない。

檀家離れが進む現代にはめずらしく、祥月命日にはお坊さんにお経をあげてもらっている。しかし義母は決して「熱心な仏教徒」ではない。

教義には全く興味が無いようだし、どこかのお寺にお参りするとか、お坊さんの話が好き…とかそう言う事はまったくない。「お墓とお仏壇を守らなきゃ」と言う意識の方が強いように思う。

夫は三人兄弟の末っ子なので、現在義母が管理しているお墓やお仏壇は義母が亡くなったら義兄が引き継ぐことになる。

なので私自身はあまり夫の家のお墓について深く考えたことがなかったのだけど、先日義母から「私が死んだら…」と言う時の話を聞かされた。

「私が死んだらお墓はもう片付けちゃっていいから。市の共同納骨堂(?)に放り込んでくれてもいいし、一心寺さん(大阪市内にある遺骨で骨仏を作ってくれるお寺)とかに預けちゃってもいいし。とにかく好きにしてくれたら良いと思ってるのよ。Mちゃん(義兄の娘)は女の子だし、お墓の世話なんてやってられないだろうしね」

義母はお墓とお仏壇のことに関してコダワリを持っていると思っていたので、てっきり「私が死んだらお墓の事は子ども達に頼むわよ」と考えていると思っていた。

まさか「片付けちゃってもいいよ」と考えていたとは思わなかったので吃驚してしまった。

と同時に、義母は「子ども達に少しでも迷惑をかけないように」と色々考えているのだなぁ…と感心してしまった。

夫に「お義母さんから聞いたんだけど…」とお墓の話をすると「そんな話、はじめて聞いた!」と夫も吃驚していた。夫も「お墓を守ってね」と言われるだろうと思っていたらしい。

ちなみに。私も夫も「死後は墓を持たず遺骨は一心寺に」と決めている。

一心寺が好き…って訳ではないけれど、比較的リーズナブルに遺骨を預かってもらえるし、何より家族がお参りするとなっても交通の便が良いのが魅力。

我が家も1人娘なのでお墓を持つ事はは考えていないし、もし夫婦どちらかに何かあっても残された方が少しでも負担が少ない方が良いと思っている。

「死後どうして欲しいか」と言う問題はなかなか言い出し難いところではあるけれど、元気な時にちゃんと決めておくべきだな…と思う。

ちゃんと意思を表明しておかないとその時になって親戚から横槍が入って大変…なんて、よくある話。

嫌な話ではあるけれど母達を送る事もそうだし、自分達の事も考えておかなければならない年齢になってしまった。

人間死ぬのも大変だな…と改めて思った。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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