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父方の祖母の死。

先日、父方の祖母が亡くなったらしい。

「亡くなったらしい」なんて他人事のように書いているのは父方の祖母とは縁を切っていて、父の葬儀の日を境に1度も会っていないから。

もちろん葬儀にも出なかった。父にはワケありの弟がいるので、後始末等は彼がすることになると思う。

亡くなった人を悪く言うのはどうかと思うけれど、祖母は小説ネタになるほど強烈な人だった。

祖母は面白エピソードは事欠かないのだけど、私の中では彼女にとって実の息子である父が亡くなった時、私や弟よりも先に病院に着いた祖母が葬儀の段取りを仕切っていて、葬儀会場の段取りがつかなかったため「遺体を置くところがないから葬儀屋の倉庫に預ける」と言ったのがベスト1。

あの時「この人と付き合うのは、もういいかな」と思った。見栄っ張りな祖母は、貧乏長屋に遺体を置くのも、自分の家に置くのも嫌だったらしく「だったら倉庫にでも置いておこう」と言う発想だったらしい。

流石にそれは周囲の大反対にあって実行されなかったのだけど、なかなかの人でなしっぷりだと思う。

父の葬儀が済んで母が絶縁宣言をして以来、祖母とは1度も会っていない。うるさい親戚達が何も言わずに受け入れてくれたのは、葬儀の時のエピソードも関係しているのかな……と思ったりする。

祖母の死の知らせを聞いても悲しい気持ちなんて1つも湧いてこなかった。

一応、小さい頃は盆暮れ正月と会っていた人なのに、相手に対する気持ちが無くなるとこんなものなのかな……と自分でも吃驚した。

祖母を知る人の中には「あんな事をしていたら、いい死に方をしないよ。いまにバチが当たる」と言う人がいたけれど、祖母は野垂れ死んだ訳じゃない。

晩年は軽い認知症を発症してグループホームで暮らしていたようだ。祖母の晩年が幸せだったかどうかは分からないけれど、他人のお世話にりながら、それなりに暮らしていたのだと思う。

世の中、善因善果、悪因悪果とは限らない。

もしかしたら「悪い奴ほどよく眠る」って言葉の方が真実なのかも知れないとさえ思う。だからって「悪い奴ほどよく眠る」と言うような生き方をしたいとは思わないのだけど。

祖母の死の知らせを聞いて色々な事を思い出したり、考えさせられたりした。

祖母が亡くなった事で母の心のわだかまりが無くならないまでも、和らぐといいのだけどなぁ。そして、祖母の後始末等のゴタゴタに巻き込まれない事を祈るばかり。しばらく母の事はいつも以上に気にかけたいと思う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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