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高級食材だから美味しくて好きとは限らないよね…って話。

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年末年始はなんだかんだ言ってご馳走を食べる機会が多い。

毎年、お正月はかにしゃぶを食べているけれど、今年は年末にフグも食べた。私が戴いた冬のボーナスで「日頃、強力してくれている家族に感謝の気持ちを…」ってことで、お店ではないけど自宅でっちり鍋&てっさを奮発した。

家族全員で美味しく戴いたのだけど、落ち着いてから娘と「贅沢な鍋」について話をしていて、娘が「フグって美味しいし、高級なのは分かるけど、私は正直そこまでして食べたいかと聞かれたらそうでもないかも知れない。寄せ鍋とかブリしゃぶの方が好き…まである」と言った。

「ああ…それは本当に美味しいフグを食べたことがないからですよ。庶民のバカ舌はこれだから困りますね」と言われそうな話だけど、実のところ私も「フグってそこまで美味しいかな?」と思っていた。

てっさは大好きだし、てっちりも、その後の雑炊も美味しいとは思うものの、あの値段を出してまで食べたいかと言われるとそうでもない。だけどこの年末にフグを買ったのは「関西人はてっちり好きだし娘にも経験させておくか」って気持ちがあった。

娘はふぐを食べたことが無い訳ではないけれど、ゆくゆく社会人になっていくにあたって、しっかり認識のある時に経験させておきたいな…って気持ちがあったのだ。

そして娘が言う「寄せ鍋とかブリしゃぶの方が好き」って感覚もよく分かる。多彩な具材が入る寄せ鍋はご馳走感こそないものの、ものすごく良い出汁が出るし、ブリしゃぶの場合は「ブリしゃぶに食べ飽きたらブリをお刺し身として食べても良い」と言う2度美味しい感が楽しい。

そして正直なところ…私はてっちり鍋よりも豆乳ゆば鍋の方が好きだったりする。

フグは高級食材として知られているから「フグは美味しい」って思い込みがあるけれど、魚の一種でしかない。

そして言っちゃあなんだけど我が家はカニにしても思い入れがない。どうにも「美味しいカニを無言で食べる」みたいなノリも雰囲気も実はそんなに好きになれなくて簡単に食べることのできる「かにしゃぶ鍋」を採用している。

娘と話をしたのはフグについて…ではあったけれど「高級だから美味しい」って思い込みだけで食べている物って案外多いのかも知れない。

例えば…だけど、サシの入りまくった高級な牛肉のステーキなどは脂っこくてノーサンキューだし、キャビアも塩っ辛いばかりで心から美味しいと思ったことは1度も無い…なんて事を思ってる時点で貧乏舌って事なのかも知れないけど。

気が早い話だけど今年の年末はボーナスでフグ以外の物をご馳走しようと思う。

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日記
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