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夫52歳。人生初の入院。

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先日、夫(52歳)が入院して退院した。12日間の入院生活だった。

事の発端は腹痛だった。

娘の運動会を腹痛で断念して家で休んでいた夫は地元のかかりつけ医で「念のため」に行った血液検査の結果、炎症反応と血糖値があり得ないレベルで高かったので「すぐにお大きな病院へ行きなさい」と紹介状を書いてもらって総合病院に行き、即入院と言う流れ。

……結果。盲腸と糖尿病の診断を受けた。

盲腸は仕方がないにしても、問題は糖尿病。夫の血糖値が高いのは以前から健康診断で指摘されていたのだけれど、夫自身が生活を改めなかったため、こういう結果を招いてしまったのだった。

成人してから発症する2型糖尿病は生活習慣病。「食生活が悪いんでしょ?それって妻の責任では?」って言う人もいるだろうけれど、これについては「いやいや。私の料理は夫の糖尿病をギリギリまで踏み止まらせた…まである」と自信を持って言える。だって、私はずっと健康優良中年なんだもの。

夫は仕事にお弁当を持って行っている…と行っても毎日ではない。

「毎日だと飽きるから自分の好きな物を買って食べたい」と夫。この「自分の好きなもの」については私は全く関与していない。さらに言うなら家にいない時の間食についてもノータッチ。

いくら健康的な食事を提供しても間食を食べまくっていたらどうしようもない。夫は食後のアイスが欠かせないタイプだし、お酒だって甘いチューハイが好きなのだ。

そして何よりも駄目なのは夫は「清涼飲料水が大好き」ってこと。

私は夫は趣味でウォーキングをしているけれど、私は水を飲むのに対して夫はスポーツドリンクをガブ飲みする。さらに言うなら何かと言うとコーラとか買ってきて飲んでいた。私がいくら注意しても「聞く耳持たぬ」を貫いた結果が糖尿病での入院である。

実際、管理栄養士さんからの栄養指導では「ご自宅の食事は白米の量以外は問題ありません。外での食事と嗜好品を改善してください」と言われている。

入院中にインスリン注射の練習と自分で血糖値を測定する練習をさせられたらしい。「インスリン注射を打たなきゃならなくなったら大変だよ」と注意していたのに、その通りになってしまった。

夫の場合「血糖値をコントロール出来るのであればインスリン注射を一生打たなきゃいない」って訳ではないとのこと。血糖値の管理については私も全力で協力するけれど、本人が頑張らないと話にならない。

それにしても…だ。娘に手が掛からなくなった時期なので頑張れたけれど、私自身、パート主婦とは言うもののここところ「ほぼフルタイム勤務」って感じだったので、仕事と家事以外の雑用が増えるのは正直キツかった。

コロナが5類になった…とは言うものの、病院はいまだ面会禁止だった。なので家族が出来ることは少なかったのだけど、それでも必要な物を届けたり事務的な手続きだったりと「仕事終わってからの病院」みたいな流れは体力的に厳しいものがあった。

本当によく頑張った。自分を褒め称えたい。

私。自分で言うのもなんだけど特にコレと言った取り柄がなくて、CADオペレーター時代から現在に至るまで「めちゃくちゃ仕事の出来る人間」って訳じゃない。顔も人並みだし本当にコレと言って自慢できるところは何もない。

だけと私は胸を張って言うことができる。私、取り柄のない平凡な人間だけど家庭人としてはエリートだと思ってる。偏差値を付けたなら70くらい余裕である。

私、独身時代は「良く出来た娘」だったし、結婚してからは「良く出来た妻&嫁」だって言う自信だけはある! 夫は絶対に私と結婚して良かったと思うし、姑も私みたいな嫁で幸せだと確信している。

声を大にして言わせてもらうけれど家族のピンチの時に慌てず騒がず適切に対処出来るって、誰にでも出来ることじゃないんだぞ!

……と自己肯定感を上げてみたところで。

夫の盲腸&糖尿病は大変だったし「だから、あんなに言ってたのに」って気持ちがあるのも本当だけど「この程度で良かったな」と心から思っている。糖尿病がもっと悪化して、取り返しのつかない余病を発症していたら…と思うとゾッとする。

夫にとって今回の入院は苦い薬になってしまったけれど、私は夫が「これじゃあ駄目だ」と思ったら自制出来る人だと信じている。娘が生まれたのを期にタバコを辞めた人なんだもの。食養生だってやってくれる…と思う。

……ってことで、色々大変だったけど夫が無事に退院してくれてメデタイ。これから先も色々あると思うけど夫と仲良く頑張っていきたい。

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日記
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