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悲報。ドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』1話で挫折する。

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児童福祉界隈で話題の漫画『リエゾン-こどものこころ診療所-』がドラマ化された。

『リエゾン-こどものこころ診療所-』は発達障害と向き合う医師と家族の物語で、児童福祉界隈では評価が高く「凄く好き」って人が多い。「私も界隈の人間として履修しておくべきだな…」と思っていたけど、なんとなく乗り遅れてしまっていた。

そんな中、2023年1月から『リエゾン-こどものこころ診療所-』のドラマが放送開始と知った。私は普段ドラマは観ない派だけど「これを機に履修しておこう」と、録画して観てみた。

結論から先に書くとドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』。私はムカついてしまって無理だった。

今回は罵倒が止まらない…くらいの勢いでディスってしまうので『リエゾン-こどものこころ診療所-』の好きな方には「ごめんなさい」と先に謝っておくし、この先は読まない方が良いと思う。

『リエゾン-こどものこころ診療所-』が好きで「あえて」この先を読む方は嫌な思いをされたとしても自己責任ってことでひとつ。

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『リエゾン-こどものこころ診療所-』感想

本にしても漫画にしても映画にしても、大人気作品をディスるのって、人でなしみたいで勇気がいる。大人気でもホラーとかバイオレンス系なら「まぁ好みってのがあるから仕方ないよね」って感じだけど、ハートフル系とか感動系になると人でなし感が凄い。

だけどアレだ。金子みすゞじゃないけど「みんなちがって みんないい」。この世に万人受けする作品なんてある訳ないのだ。

残念ながら私は『リエゾン-こどものこころ診療所-』を1話観て「あ…これ無理」って思ってしまった…それだけの話ではある。

じゃあ、どこが無理だったのか?って話。

久しぶりにツッコミどころが多過ぎて「何から書いたものか?」って感じだけど、1つずつ書いていこうと思う。

ヒロイン(遠野志保)が駄目過ぎる

致命的に駄目だったのがヒロインを好きになれなかった…ってこと。ヒロインは大学病院で小児科の研修を受けていた研修医。だけど医師として…と言うか社会人としてクズ過ぎた。

  • 遅刻と忘れ物は日常茶飯事

結論から言うとヒロイン自身が発達障害…注意欠陥・多動性障害(ADHD)なのだけどADHDだからミスが許される訳じゃない。

例えば…遅刻はアラームをいくつもセットするとか、付箋やToDoリストを使って忘れ物しそうな模や「やるべきこと」をリスト化する事は出来ると思う。

自身が発達障害だと分かっていない状態であったしても「ミスをしない努力」は出来るはずだし、スマホ万能時代に生きていて「そんな方法知りませんでした(テヘペロ)」は通用しない。

そして最高だったのは「ある日、必要量の10倍の薬を処方して危うく患者を殺しかけた」って話。これについては薬剤師が事前に気付いて事なきを得るのだけど、いくらなんでも、そんな医者に診察して欲しいと思う人間がいるだろうか?

もちろん「だからこそ薬剤師が必要だし医療はチームで行うのですよ」ってことは理解しているけれど「発達障害にありがちにミス」で流してしまうには重過ぎた。

佐山卓(児童精神科医)

『リエゾン-こどものこころ診療所-』のダブル主人公である佐山卓も好きにれなかった。

とりあえず、ろくなテストも診察もしない状態で初対面の遠野志保に「あなたは発達障害です」と言っちゃうのはどうなんだろう?

これは発達障害に限ったことではないけれど、基本的に医師はそんな軽々しく病名を口にしない。

特に知的障害、精神障害、発達障害の診断って、なかなか名前を付けてもらいないことが多いのだ。それくらいナイーブで診断が難しいものなのに、光の速さで発達障害を診断しちゃうとか!

「漫画だし、ドラマだから仕方ない」と言ってしまえばそれまでだけど、初対面の人間に発達障害を診断しちゃうとかインチキ医学を吹聴するYou Tubeくらい胡散臭い。

小綺麗なクリニックに小綺麗な親子

なんかもう罵倒が止まらなくて申し訳ないのだけど「森の中のお洒落カフェかよ?」とツッコミつくなるほど小綺麗なクリニックも、そこに通っている親子の小綺麗さも気に食わなかった。

「ああ…それはドラマならではの演出なのでは?」って説もあるだろうけど、あまりにもドラマがアレだったので、漫画も1巻だけチェックしてみたところ、漫画も同じだった。

あまりにもリアリティがなさ過ぎる。

「カフェみたいな病院があればいいよね~」って気持ちは分かるけれど、普通に通うの大変だろうし、そもそも論として「育てにくい」とされる発達障害のお子さんを育てる親御さんが揃いも揃って綺麗めファッションに身を包んだきれいなママ…ってことはありえさ過ぎる。

もうちょっと…もうちょっとで良いから現実に寄せて欲しかった。

良かった探しをしてみる

さて。ここまで盛大にディスってきたけど『リエゾン-こどものこころ診療所-』を高く評価する人の気持ちも分からなくはない。

「発達障害の子どもって、こんな感じなんですよ」とか「発達障害の子を育てている親って大変なんですよ」ってことを世の中の人に伝える媒体としては優れていると思う。

発達障害関係の本は世の中にたくさん出回っているけれど、漫画だと入りやすいし気軽に読めるのが良いと思う。

ただ、ここでもちょっと嫌なことを言わせてもらうと「発達障害の人は特殊な才能がありますよ」みたいな事を書いちゃうのはどうかと。

確かに発達障害の人が特殊な才能を示すこともあるけれど、どちらかと言うとレアケースなので夢見がちな事を発信し過ぎるのは遠慮して戴きたい。「特殊な才能のない発達障害の人はどうすりゃエエねん?」って話。特殊な才能のない人の方が大多数なのだもの。

…と。そんな訳で久しぶりに視聴したドラマは1話で見事に挫折した。

職場で話題になったりしたときに困るので、一応録画だけはしておくけれど、たぶん私が観てもムカつくだけだと思うので2話以降は観ないつもり。

きっと私の仕事(医療型児童発達支援センター保育士やってます)にも役立つところもあるとは思うのだけど、その類の知識は『リエゾン-こどものこころ診療所-』ではなく、今までそうしてきたように普通の本で摂取したいと思う。

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白い木蓮の花の下で